グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第87回 GoogleにおけるMutation Testの実践(パート2)
私が編集支援しているCTC教育サービスのコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第87回 GoogleにおけるMutation Testの実践(パート2)」が公開されました。興味がある方はご覧ください
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はじめに
前回に続いて、2018年に公開された論文「State of Mutation Testing at Google」を元にして、「Mutation Test(ミューテーション・テスト)」と呼ばれるソフトウェアのテスト方法について、Googleにおける取り組みと、その有効性の分析結果を紹介します。
Mutation Testの流れ
前回の記事では、Googleの開発プロセスにおけるMutation Testの流れを説明しました。開発者がコードの変更に伴うレビューをリクエストしたタイミングで、変更対象部分についてMutation Testを実施します。具体的には、変更対象のそれぞれの行に対して、前回の図1に示したコード変更ルールの中から、どれか1つをランダムに選択して適用します。コードの一部を変更すると、変更していない他の部分の動作も変化する可能性があるため、厳密には、コードのすべての行に対してMutationを適用するべきです。しかしながら、実際にこれを行うとMutation Testの実行量が膨大になるため、変更した行のみにMutationを適用しています。(1つのMutationに対して、関連するすべてのテストを実行して、どれか1つでも「正しく失敗する」ものがあることをチェックする必要がある点に注意してください。)
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