大企業の96%がOSSを重視する時代の保守の穴を考える
私ののWebビジネス千里眼コラム第33回「大企業の96%がOSSを重視する時代の保守の穴を考える」がディーアイエスソリューションで公開されました。興味がある方はご覧ください。
--
大企業の96%が、OSSが自社組織全体のインフラとして戦略的に重要視しているという調査データが発表された。(*1) このニュースにはいろいろな意味が含まれており、大手企業においてもOSSが重要であるという状態になったということでもあるが、戦略的に有効な技術として認識されたということでもある。
私がOSSのマーケッターとして仕事を始めた20年前は、OSSは予算が無くて技術力がある会社が使うという印象があり、OSSの普及のために私は大手企業の採用事例を一生懸命作ろうとしていた。あれから20年がたって、状況はずいぶん変わった。インターネットに接続されているOSのシェアではLinuxが圧倒的になり、今回のニュースにある通り、96%の大手企業が戦略的にOSSを重視している。また、製品の品質(バグの数)では、OracleよりもMySQLやPostgreSQLのほうが少なくなってしまった。OSSは普及すればするほど、多くの人がメンテナンスするので、品質も性能も向上していく。さらに、OSSならではのメリットとして自社のシステム要件に合わせてカスタマイズもできるのだ。この辺りが、OSSが大手企業にも選ばれるようになった背景だと思う。
今回は全世界のWebの35%、全世界のCMSの60%のシェアを持つ、WordPressの話をする。WordPressは以下のソフトウェアのカテゴリで構成されている。
(この続きは以下をご覧ください)
https://www.si-jirei.jp/2020/03/26/oss%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%a0-2/