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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

古庄親方のゲームで使うクラウド四方山話の最新号「RDBの拡張:Cluster」

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私が鈴与シンワートで編集支援している古庄親方のコラム「ゲームで使うクラウド四方山話」の最新号が公開されました。

「RDBの拡張:Cluster」

実践的な内容がてんこ盛りです。興味がある方はお読みください!!

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みなさん、こんにちは。エンジニアの古庄道明です。
今回は「RDBのまま、重たい状況をどう打開するか」「大きくなってきたシステムで、RDBのまま、どうやってRDBをより拡張していくか」について、さらに言及を重ねていきたいと思います。

タイトルにもすでに書いてしまっておりますが、RDB製品のいくつかには、Cluster、と呼ばれる技術があります。
例えばMySQLですと、文字通り「MySQL Cluster」という製品があります。今回は、このMySQL Clusterについて少しお話をさせていただければ、と思います。

RDBですが、基本的には「スケールアウトが難しい」という側面があり、そのあたりについては、第5回目である「RDBMSの基本とNoSQL その2」にて、CAP定理と分断耐性のあたりでお話をさせていただいた、かと思います。
ただ、RDBで実はもう一つ比較的コストを食うのが「SQLの解析部分」になります。
SQLは、シンプルなクエリを扱う事も多いかと思うのですが、一方で「ものすごく複雑なクエリ」を発行することもできます。
そのために、SQLは結果的に「柔軟な記述が可能」で、つまりそれは「解析等のためにある程度、高いコストがかかる」事を意味します。

MySQL Clusterでは、これらを考えて
・「SQLを解釈する」SQLノード
・「データを扱う」データノード

という風に役割を切り分けて、かつこれらを「別々のマシンに配置しても動くようにする」事で、スケールアウト(サーバ台数を増やして全体の性能を上げる)が可能なようにしています。

(この続きは以下をご覧ください)
https://s-port.shinwart.com/tech-column/game08/

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