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CTCのスーパーエンジニアが書く人気のコラム! スーパーエンジニアの独り言 第13回 『シャーロック』 (CTC教育サービス・コラム)

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おはようございます。吉政創成の吉政でございます。
弊社のお客様であるCTC教育サービスが標記のコラムを記載したメルマガを発行しました。

今号の目次は以下の通りです。

■セミナー  「クラウド時代のLinuxセミナー」8月24日開催決定!
■注目コース VMware vSphere: Design Workshop[V5]
       VMware View: Install, Configure, Manage [V5.0]
■トピック  Inst. Tech View ~第15回“Hyper-V”~
■コラム   スーパーエンジニアの独り言 第13回“シャーロック”

本メルマガの全文は以下をご覧ください。
ctc201207.pdfをダウンロード

表記のコラムは以下の通りです。

◆◇ 『スーパーエンジニアの独り言 第13回 “シャーロック”』       ◇◆

待望のロンドンオリンピック開催まで秒読みとなって参りました。
非アスリートである筆者にとっても英国、ロンドンは憧れの地です。

ご存知のようにロンドンには、世界一有名な街路アビイ・ロードがあります。ウェストミンスター、ウィンブルドン、ノッティング・ヒル、パディントンに代表されるスポーツ、文化に因んだ著名な地区。更にはハロッズ、シティ、ロイヤル・アルバート・ホール、ビッグ・ベン、バッキンガム宮殿、そして大英博物館。著名な百貨店や無数の歴史的名所があります。実は数年前に念願かなって英国への旅行が出来たのですが、最初に訪れたのはパブでもなくギグでもなくラフ・トレード・レコードでもなく、迷いも無くベーカー・ストリートに進路をとりました。シャーロック・ホームズです。

世界一有名な探偵 シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)ですが、彼が住居兼事務所としていたのがベーカー街の下宿で、住所は221B。勿論、彼はアーサー・コナン・ドイルの小説に登場する架空の人物であり、実在しません。そして、ベーカー街221Bも存在しないのです。それでも、商業施設でモダンになったベーカー街を眺めながら物語である20世紀初頭の風景を想像して悦に入りながらも、観光客用(昔の見世物小屋に相当する)シャーロック・ホームズ博物館を覘いてその落胆を隠せませんでした。

シャーロック・ホームズで想起されるのは、原作小説における描写は無論の事ですが、映像で良く題材にされておりその印象は強いと思われます。無声映画時代から無数に映像化されており知りうる限りの中での選択では、英国グラナダテレビ制作のジェレミー・ブレット演じるシャーロックが原作に忠実で最もシャーロックらしいといえるでしょう。日本語版吹替の露口茂(太陽にほえろの山さん)が出す雰囲気も素晴らしいものでした。最近では、ロバート・ダウニー・Jr.が演じている原作とは趣の異なる映画版をイメージされる方も多いでしょう。ジュード・ロウがワトソン役で、好評を博して続編も登場しました。そういえば「ヤング・シャーロック」という映画もありましたね。

現在、英国BBC制作のテレビドラマ「シャーロック(SHERLOCK)」が放送されています。21世紀版シャーロック・ホームズで舞台は現代です。「コンサルタント探偵」を名乗るシャーロック・ホームズと元軍医ジョン・ワトソンが原作の骨子を世襲しつつも、21世紀である現代を舞台に活躍します。変わり者で偏屈で頭脳明晰なのはそのままにシャーロックは、情報収集の道具
としてスマートフォン、インターネットを使い倒します。ちなみにスマートフォンの機種は最初はBlackBerryでしたが、途中からiPhoneに変わりました。数年前のロンドンでは実際、皆が皆、BlackBerryでしたが、現在はiPhoneなのでしょう。

ところで劇中では、シャーロックがワトソンを試すシーンがあります。証拠であるスニーカーからどのような情報を読み取ることができるのかを。シャーロックはワトソンを褒めながらも大事な情報を全て見落としていると手厳しく批評します。インターネット黎明期から情報の爆発と何度も繰り返されていますが、現時点で宇宙の膨張に準えられる如くその度合いを測ることすら出来ない状況です。過去には情報を得るために相応の努力が必要でしたが、現在は何処かには求めている情報は存在するでしょう。探し出すのが大変なのです。そして情報を見つけられたとしてもそれを読み解くためには、相応の知識が必要です。

無数の個が発信する膨大な情報を整理するのは無駄な努力かとも思いますが、個々が発信する一つ一つが大事な情報であり、これら膨大な知識が何処かに蓄積、保存されることは重要な事です。欠落なく損失なく確実なる蓄積とその永続的な保存が必須です。全ての情報が未来へ向けて資産であり、その情報を発信した方が生きた証拠でもあります。また将来のある時点において必要に応じた情報を的確に見つけ出す術の更なる進歩が望まれます。その反面、入手した情報を理解するためには、読み手である人間の読解能力及び活用能力が求められます。得た情報を活かせるのかが本題です。

インターネット時代において、シャーロックはまさに申し子でしょう。
彼には到底及ばないですが 、鍛錬し自らを磨く必要があるようです。

では、次回をお楽しみに。

※スーパーエンジニアの独り言のバックナンバーは以下で読めます。ご覧ください!
http://www.school.ctc-g.co.jp/melmaback/index.html#super

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