OSS分散ファイルシステム「GLUSTER FS」の日本でのサポート開始。日本語資料も公開
先週、弊社がマーケティングアドバイザー契約をしているコアマイクロシステムズが、Gluster社と契約し、日本での「GLUSTER FS」の公式サポートを展開することを発表しました。
※報道発表原文は以下をご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/news/2011/news20110921.html
※日本語の資料は以下よりダウンロードください。(個人情報の登録が必要です)
http://www.cmsinc.co.jp/techinfo/index.html
「GLUSTER FS」は名前の通りファイルシステムの一種です。数ペタバイトまで構成可能なクラスタ向け分散ファイルシステムです。InfiniBandのRDMAやTCP/IPインターコネクトなどの各種ストレージを集約し、大規模並列ネットワークファイルシステムを構築できます。高度な可用性とデータサイズに依存しないリニアな性能拡張性を同時に実現することから、その性能には以前から注目が集まっています。
「GLUSTER FS」にはクライアント側コンポーネントとサーバ側コンポーネントで構成されています。クライアントがステート(状態)を持たない構成であるため、クライアント同士で通信をしません。このような構成であるために一般的な分散ファイルシステムで発生しやすいボトルネックを解消することができます。それ故に、一般的なハードウェアだけでペタバイト以上のスケールのストレージを扱えるのです。
クラウド配下の低コストストレージとしては大変魅力的ですよね?
最後に「GLUSTER FS」の特徴を以下の通りまとめておきます。
◆「GLUSTER FS」の特徴
1、革新のハッシュアルゴリズム型分散ファイルシステム
2、ノンメタデータ方式による真のリニアスケールアウト性能を実現
(100GB/s超)
3、N-wayレプリケーション&セルフヒーリング機能による高度なデータ信頼性
の確保
4、100PBを超える容量拡張を容易にオンデマンド、ノンストップで実現
5、ボリュームのダイナミックな拡張/縮小/移動が可能
6、CIFS/NFSに対応(フェールーオーバに対応)
7、Linuxクライアント向けダイレクトI/O型高速ネイティブプロトコルを用意
8、シンプルなストレージノードのみの並列拡張構成(GbE、10GbE、40G/IB)
なお、上記文面は私が連載しているストレージ・マーケティングコラムから抜粋です。
バックナンバーをご覧になりたい方は以下をご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/mm/mailmagazine/index.html