オンラインストレージはアプライアンスかSaaSか？（DSOL様は両方大丈夫です！）

オンラインストレージを大別すると以下の通りに別れると思います。

１）コンシューマー向けの「サービス」
２）エンタプライズ向けの「サービス」
３）エンタープライズ向けの「アプライアンス」

ちなみに、無料のオンラインストレージサービスはエンタープライズ用途としてお勧めしていません。

企業がオンラインストレージサービスを選ぶ時に重要なチェック項目は以下であると考えています。

◆企業がオンラインストレージサービスを選ぶ時に重要なチェック項目

※以下のチェック項目はあくまで参考です。以下の内容について一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

・SSLを使用していること
・マルチテナントでないこと（ハッキングされたら全て見えてしまいます）
・ウィルスチェックをしていること
・WAFレベル以上のセキュリティを使用していること
・利用者単位・ファイル単位でログを追跡できること
・データの保管場所が物理的に国内であること（米国の愛国者法などの海外の法律に依存するのは危険です。少し前も、FBIにストレージを差し押さえられて突然サービスが停止になった米国のプロバイダーも存在しています）

上記は無料のオンラインサービスで実現するのはコスト的にかなり難しいですし、実際に行っているサービスはほとんどないかもしれません。

また、Dropboxで2011年6月19日午後1時54分～午後5時46分の間、パスワード不要のアクセスが可能だったそうです。（Dropboxの公式発表による）

これは、パスワードなしで、全てのユーザのBOXを見る事ができるといった、セキュリティ上最悪な事態です。

原因は「コードアップデートによって、Dropboxの認証メカニズムに影響を及ぼすバグが発生した」とのこと。　ますます、無料のオンラインサービスは怖い感じがします。

そうなるとエンタープライズ向けのオンラインストレージはSaaSがよいのかアプライアンスで自社所有がいいのか？という話になると思います。

事故/事件・クラウド・SOX法対応など企業のセキュリティ事情を徹底調査（NRIセキュアテクノロジーズ：2009年12月）（調査対象：東証1部、2部上場を中心とした804社）によると、

設問：「機密情報や重要情報が記載されている電子ファイルの保管先は？」

に対して55％が外部に保管しない方針であるとのことです。

これは、社内に置くのと社外に置くのではどちらが大事かという話になりますが、微妙な結果のようです。

ちなみにですが、弊社がアドバイザー契約をしているDISソリューション様（ダイワボウ情報システムの子会社）では、国内トップクラスのオンラインストレージアプライアンスのシェアを持つGIGAPODのアプライアンス販売とSaaS販売の両方を行っています。

また、オンラインデモも以下のサイトで公開していますので、興味がある方はまず触って頂くのも良いと思います。
http://www.dsol.co.jp/dsol/GIGAPOD/gptop.htm

GIGAPODはログもとれますし、厳しいコンプライアンス用件を何度もクリアしていますので、コンプライアンスに厳しい会社様でも十分要件に応えられると思います。