MESA/Boogie 輸入代理店業務移管でjpドメインのブランドサイトがクローズ状態、新サイトの立ち上げは何時?
自分がエレキギターに触れたのは1979年位の出来事だったように思います。
Mesa/Boogieのアンプ、こちらのサイトによれば、1975年に神田商会が日本で初めて3-4台輸入したとの記載を見つけることができます。
振り返ってみると偶然なのか、気になったギタリストが使用しているアンプがMesa/Boogieを使用していることが多くありました。
実際に自分がMesa Boogieのアンプを所有するまでには長い年月が経過することとなるのですが、実際にオーナーになってみるととても魅力的なブランドであることを実感します。
音楽の世界にはどんどんモデリングの波が押し寄せつつありますが、他方でアナログの極みとも言える真空管アンプが絶大なる存在感で生き続ける特殊な世界でもあります。
ですから、デジタル時代に真空管アンプをハンドメイドで制作するメーカーがどのように生き残っていくのか?というのは経営陣としても悩みどころかと思います。
さて、ギブソンの破綻が報じられたのは記憶に新しいところかと思います。
そして、そのギブソンが Mesa/Boogieを買収と報じられたのがこの2021年の1月。
この当時のMesa/Boogieの代理店はキョーリツコーポレーションでしたが、こちらにもあるようにGIBSON GUITAR CORP. JAPAN が業務を行うことになったとのこと。
この度、株式会社キョーリツコーポレーションは、MESA/Boogie製品の輸入総代理店業務を2021年6月30日をもって終了し、
2021年7月1日より株式会社GIBSON GUITAR CORP. JAPAN 様が業務を行う運びとなりました。
これまで長年に渡りMESA/Boogie 製品をご愛顧いただきまことにありがとうございました。
今後とも変わらずご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
気になるのは、移管後の情報が楽器屋さんにも現時点では届いておらず、当面はMesa/Boogie製品の修理の受付を停止せざる得ないという話を耳にする機会があったことでした。
そんな混沌とした状況を表すかのように、先日まで公開されていた
https://mesaboogie.jp/
こちらは、「Forbidden」を返す状態となっています。
たしかこのサイトはキョーリツコーポレーションが運営していたサイトだったと記憶しておりますので、当然の成り行きかと思いますが、前述したリリースページに「【業務移管後のお問い合わせ先】」として記載されているURL
のフッタにあるブランド一覧にこの記事を書いている2021年7月5日時点でMesa/Boogieの記載は見当たらない状態だったりします。
もしかするとわたしが知らないだけで新しいブランドサイトが立ち上がっているのかもしれませんが、グローバル展開するブランドと代理店ビジネスの課題と、ドメイン管理などを含むネットビジネスの課題を感じさせるような展開を垣間見たので、ちょっと書いてみました。
who is検索するとContact InformationはMESA/BOOGIE LTD.になっており、日本の代理店が所有しているのとは違うようなので、多分このドメインがまた日本のブランドサイトとして使われる確率は高いだろうと予測しつつ、もう少しスマートな対応できたら良かったのにな...と。
とはいえ、いずれは問題は解消されるでしょうから、新しいMesa/Boogieのサイトが公開されるのも楽しみにしたいと思います。