インターネットという世界でリンクを張る行為が犯罪になるって、本末転倒な喜劇映画状態!?
別なネタを準備していたのですけど、ちょっと気にかかる点があり予定変更して、宮沢りえのヘアヌード写真集のことが法務委員会で取り上げられたりしている児童ポルノ規制に絡んで、ＵＲＬ書くだけで逮捕というニュースが出ていますね。
この記事の中で懸念されるのは、弁護士の奥村さんって方が語っているこの部分
リンクだけでの処罰について、奥村弁護士は、児童ポルノ以外でも摘発が広がりかねないと懸念を示す。「著作権の問題は、怖いと思っています。『リンクお断り』としているサイトのアドレスを引用したとしたら、著作権法違反の疑いで警察に捕まる可能性もないとは言えないからです」。ただし、現時点では、摘発例は聞いていないとしている。
あくまでこの奥村弁護士という人の個人的所感なのか、警察の勢いがどうもこういう方向に傾いているのかわたしには判らないのですが、サイト開設者が「リンクお断り」を黄門様の印籠みたいな使い方できるとすると文壇系の方々には非常にダメージ大きいのではないでしょうかね…
引用は許されるけど、リンクは駄目みたいな状態ってどうにもネットの属性をねじ曲げているだけで良いこと無いような気がするのですけど、
「例えば、httpのhを取ればよいという考え方を許せば、法令の解釈で抜け道があるようなものです。違反とみなされれば、罪に問われることが考えられます」（少年捜査課）。
このような法律の厳格運用を警察が目指すというのは不謹慎とお叱り受けるかもしれませんが、ちょっと私にとっては意外だったのですが、これは話の主体が児童ポルノだからなのでしょうかね?
サイトの利用規約にはよく、リンク先の情報については何ら保証しないとかの文言あったりしますけど、開設者も逮捕されている今回の事案はこういった規約があってもリンクが実在すればアウトって事ですよね……
仮に前述のように著作権絡みでインターネットという世界の中でリンクを張る行為が犯罪になるって、本末転倒な喜劇映画のような状態になっていくのでしょうかね？