書評:戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!
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『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズで知られる永井孝尚さんより、新作『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を献本頂き、読了させて頂きました。
とっても読み易くて、個人的にカフェが好きという事もあり、大変興味深い内容で、「へぇ~そうなんだぁ」と感心させられるポイントが随所にありました。
内容は、コーヒー業界のビジネス戦略をテーマにしたビジネス書。ストーリー仕立てになっていて、知識ゼロの状態でコーヒー会社に入社した主人公のOLが、様々なコーヒー会社の戦略事例を学び成長していくといったもの。
戦略事例として、ドトール、マクドナルド、ネスレ、セブン-イレブンなどが紹介されていて、それぞれ三者三様で、たかが「1杯のコーヒー」で深いなぁ~と感じました。
個人的には、スタバが広告費をほとんどかけない理由が印象深かった。
「スタバが試行錯誤して編み出したのがブランドスパークスという手法です。・・・・文化や人道的な問題に絡めて、巧みに人々の心に訴えかけるマーケティング手法です。」
まさに、これから?既に今?の社会におけるマーケティングを象徴しているなぁと。
あと、個人的に有益だったのが、自社/自分らしさを導き出すフレームワーク。
①ドリームコーヒーならではの強みは何か?
②その強みを必要とするお客様は誰か?
③そのお客様は何を必要としているか?
④お客様がドリームコーヒーを選ぶためには、どうすればいいか?
いわゆる3Cだと、市場・競合・自社の要素だけど、これは自社(自分らしさ/自分の強み)にフォーカスして考える。これは徹底的に自社を追及し考え抜くにはいいなぁと。ぜひ、これから使わしてもらおうっと。
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