自分にはここまでぶっちゃける勇気は無いな~髙木菜那著「7回転んでも8回起きる」を読んで
髙木菜那さんはスピードスケートの選手であり、金メダリストでもあります。
そんなのみんな知ってるか。
そして、髙木さんの"髙"は「はしごだか」だったのですね。
知りませんでした。環境依存文字なので文字化けしている方が居られたら申し訳ないです。
その髙木菜那さんが今年の2月に「7回転んでも8回起きる」という書籍を出されていたことを先日知りました。
知ったきっかけは、Radikoでトヨタ自動車提供の「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」という番組を偶然聞いてしまった(?)からです。自分はFM大阪で聞いていたのですが午前8時頃ぐらいから流しっ放しにしていたらそのまま出てきた、というか。
2026年6月13日のゲストは、髙木菜那さんの妹で、こちらもスピードスケートの選手であり、金メダリストである髙木美帆さんでした。
丁度番組中のやりとりが番組の公式ホームページに掲載されていたのでそのページのリンクを貼ると共に一部引用してみます。
──ちなみに、オリンピック前にお姉さまの髙木菜那さんがこの番組にゲストで来てくださいまして、ちょうど著書「7回転んでも8回起きる」を出版される直前でしたが、実際にお姉さまの本は読まれましたか?
読みました。オリンピックの最後のレースが終わって、姉から直接手渡されたんですけど、そこから次の大会がオランダだったので、移動時間で読みましたね。
──どう思われましたか?
最初の感想は"あ、ちゃんと本になってる"と(笑)。そう思った後に、"人ってここまで全部話せるんだな"と感じましたね。本当に赤裸々に話しているなと感じたので、"こんなことも話しちゃうんだ"と思ったり、姉の立場というか、"この時の私側から見た出来事はこうだと思っていたけれど、姉からするとこういうことを考えていたんだな"という発見があって、結構面白く読ませていただきましたね。
──僕は、"これは美帆さん側からの本も読みたい、すり合わせ、答え合わせしてみたい"とすごく思ったんですよ。
姉の本に対する妹のアンサー本みたいな感じですか。需要あるんですかね(笑)。
──めちゃくちゃありますよ!
もう1回姉の本を読んでみましょう(笑)。
──ぜひ(笑)。
投げ掛けをしていたのはほぼ番組のホスト役である藤木直人さんだったと記憶しています。
"人ってここまで全部話せるんだな"と感じましたね。本当に赤裸々に話しているなと感じたので、"こんなことも話しちゃうんだ"と思った
何故か、どういう本なんだろう、何をどう赤裸々に話しているんだろう。
気になったので読んでみることにしました。
ネタバレになるので全てを書くことはしませんが、幼い頃から有名になった妹・美帆さんへの嫉妬、自分自身への承認欲求がスゴかったです。
そして、その内容を妹が読まれることも想定して書いているのでしょう、ご自身から本を手渡したそうですから。ある意味正直過ぎる、というか。
オリンピックという舞台に立ち、人からは華々しい実績を持っていると思われているであろう方の内面に潜む物凄い心の葛藤。
こういったものが垣間見える、いや垣間見えるんじゃないな、ありありとわかる、そんな本でした。
実績を上げられたスポーツ選手の著作本には、カッコ悪いことはほとんど書かれておらず、成功体験のようなもののオンパレードになっているケースも多いと思うし、
むしろ「それを求められているんでしょ?」と言わんばかりの内容になっていることが多いのに、
ここまで泥臭く、そしてある意味、人からすれば「カッコ悪い」と思われるかもしれない内面を曝け出している、というところに逆に感心と人間くささを非常に感じてしまいました(→自分の印象として「カッコ悪い」と思ったという意味ではなく、美談でまとめがちなのかな、と思います、世の中って、個人的には)。
自分はここまでぶっちゃけられるだろうか、これを言うとあの人に、また別のあの人に、とか色々考えて、結局自分の心の中にしまいこんでしまうようなことも、髙木菜那さんの著書には書かれていました。これでもまだ、髙木菜那さんの胸の内は100%出しきれていないのかもしれない・・・。
そして、髙木菜那さんという人にとても興味が湧きました。
だからこそ、この番組のやりとりであった、姉の本に対する妹のアンサー本を自分も読んでみたい、と思いました。