The　World　Is　Flat.

Thomas　Friedmanの近著「The　World　Is　Flat」は米国でベストセラーとのこと。この著書を知ったのは、ITのアナリシスとして有名なBruce　Silverのセミナーの予稿からです。この著書では、これからの世界はFalt化していく、そしてFlat化を促進する10の要素を上げ、これからの世界の流れを考察・予見います。一方、Bruceはその予稿の中で、先の10の要素を見て、そこにITシステムの関わり、特にBPMがその基盤になっている事を言及しています。BPMがIT業界に今まで良くあった一時のはやり言葉でない事を信じている者として大いに共感しましたので紹介します。

「The　World　Is　Flat」の邦訳も近々、日本経済新聞社から「フラット化する世界」とゆう書名で刊行される予定です。フラット化する10の要因を、原書と邦訳の目次から引用します。

　　要因１　ベルリンの壁の崩壊と、創造性の新時代
　　要因２　インターネットの普及と、接続の新時代
　　要因３　共同作業を可能にした新しいソフトウェア（Work　Flow　Software）
　　要因４　アップローディング　　：コミュニティの力を利用する
　　要因５　アウトソーシング　　：Ｙ２Ｋとインドの目覚め
　　要因６　オフショアリング　　：中国のＷＴＯ加盟
　　要因７　サプライチェーン　　：ウォルマートはなぜ強いのか
　　要因８　インソーシング　　　：ＵＰＳの新しいビジネス
　　要因９　インフォーミング　　：知りたいことはグーグルに聞け
　　要因10　ステロイド　　：新テクノロジーがさらに加速する

確かに今後のITシステムの潮流の多くが要因として挙げてあります。一般の社会人の視点からみた社会変化・世界変化が数多くITシステム・IT産業の変化に起因していると云う事でしょう。その変化を、IT調査会社のForrester社は、「The　Future　of　Software」で①SOA　②Open　Source　③SaaS　④OffShore　と云い、ITアナリストのBruce　Silverは「BPMが基盤」と云ってます。

IT産業に基軸を置きBPMを推進する私達にとっても、BPMの5W1Hを360度の視点で思考し実現していく事がBPMの推進という事なのでしょう。

付録です。Bruce　Silverの予稿にあった「The　World　Is　Flat」のイメージ図をGoogleで見つけました。面白いです、一見の価値ありです。