楽しいプレゼントって何だろう?
こんにちは。誠ブログに参戦します郷です。何人かの誠ブログの書き手をTwitterでフォローもしていまして気になっていました。諸先輩の方々、どうぞよろしくお願いします。誠ブログで、ぼくは2つの連載のウラ話をたっぷり書こうと思ってます。なにしろ書くってかんたんなことではないから、その自戒と自愛をこめて。
まず先週、『未来の姿を描くことで、ギフト市場を活性化させよう』を掲載した。連載なのでぼくなりのマーケティングを書きこんだけれど、その内容とはちがって、書きながらムズムズと思ったことがある。ギフトって人間を勇気づけもするし、さもしくもできる。ギフトをどういただくか、どう感じるかで人間性がわかってしまうってこと。
まず、試練もまたギフトだと思う。
飲酒で問題を起こした歌舞伎役者さん。ケンカなんて誰もすることはあるのだから、反省する機会として世間の声も、厳しいギフトとして受けとめればいいのに。法廷闘争なんてやめて、芸に精進すればいいのにと思う。人間国宝の芸こそ、彼と世間が観劇で贈答しあう最高のギフトだと思うから。
もうひとつ、他人のギフトへの嫉妬はよくない。
大ベストセラーになった俳優の彼の文章は大したことないかもしれないが(ぼくは読んでない、でもアマゾンの書評はメタメタだ)、フィクションを必死に書こうとしたことがある人ならわかる。それはすごくたいへん。エッセイとはちがう手技がいる。新人レベルとして書き込まれているなら、それでいいという気がする。むしろ彼に与えられたギフトを嫉妬するのはよくない。茂木健一郎さんは「彼を友だちだと思いなさい、それなら祝福するだろう」とツィートしていた。ぼくにも嫉妬の根があったので、そう思うことにした。そうしたらさっぱりした。
ギフトを貰いたい、貰えるはずという心理もよくない。
アクシデンタルに貰えるから"ギフト"なのに、「これだけやったから貰える」とさも当然のように思うから、くやしかったり憤ったりして心が乱れる。せっかくのギフトの喜びが霞んでくる。「当たる、当たる、年末ジャンボ♪」なら、(ハズレるまでの)揺れる心理こそ喜びだからいいのだけど。
ギフトの基本は「与え続けること」。それが楽しい。ぼくの場合はことばをつむぐことです。あなたも与えることを楽しみませんか。
さて今週はうふふマーケティングは休載(休日のため)。ぼくからのことばのプレゼントは12月14日の初配信から始めたメールマガジン「ことばのデザイナーのマーケティングレシピ」(アルトビジョン)。消費のナマの姿、本質からのヒントや実践を書いています。次回は28日配信です。初月は無料購読。こっちもよろしく!