ロニ―・ジェームズ・ディオを偲んで
昨年ディオ、ブラックサバス、レインボー等のボーカルだったロニー・ジェームス・ディオが亡くなりました。独特の歌声とともに、彼が入ることでバンドのカラーが独特の様式美を持ったものに変化する、ある意味で影響力の大きい、存在感のあるボーカリストでした。
さて、それで年末にあたらしめのCDやDVDを買い揃えようとした時に、Amazonのリコメンドで最後に近いロニージェームズディオのライブのDVDとCDのセットを見つけました。即効で注文です。
バンド名は、Heaven and Hellということでここ数年活動していた最後のバンドのライブになりますが、バンド名からもわかるように、ブラックサバス時代のラインアップで、ロニーが在籍していた時期の2期目のメンバーでのライブになります。ギターはトニーアイオミ、ベースはギーザ―バトラー、ドラムはビニーアピスで、アルバム「Mob Rules」のラインです。
ロニーの歌もすごいのですが、個人的にはやはりメンバーの演奏、特にこのラインは年をとるごとにすごみを増している感じがします。超絶テクニックや派手なパフォーマンスでなく、淡々と演奏する中で、リズム、のりがまさに”ヘビー”さを増してきていると思います。特に「Mob Rules」の中でのビニーアピスの演奏は、枯れた軽い感じのリズム感で、どちらかというと粒が乱れている感じがしたのですが、このライブでは重めの迫力ある演奏で、ギターやベースとマッチしています(粒の乱れは相変わらずですが)。
個人的には、ロニーの在籍したバンドの組み合わせでも、ブラックサバスが一番好きですし、ブラックサバスの中でもこのメンバーの組み合わせが一番好きなので、愛蔵版になりそうです。
ちなみにケーブルテレビやスカパーではほかの会場でのライブも出ていましたが、こちらのDVDは現在捜索中なので、見つけたらまた投稿します。