子供の常識・知識
最近、子供や子供の友達達と一緒にいるときに、いろいろと考えさせられることがあります。多くは昔はこんなだった、ということですが、その中にもいくつか、親の責任としていろいろ教える必要があることもあると思っています。その中で2つだけ紹介します。
昨日、サッカーの試合を観戦に千葉に行きました。その帰りに駅に向かうときに改札が混んでいるので歩き方と通り方に関して簡単に話をしている時に、「改札ってカードを当てるところだよね」と確認されました。そもそも、改札に人がいて鋏を入れる光景も知らないわけですし、SUICAやPASMOのおかげで段々と切符を買うことも少なくなりました。子供からすると、電車はカードで乗るものというのが常識になりつつあり、切符自体も感覚的には廃れ始めていることを実感させられました。
また、冷房もあるものが当然になっていて、冷房が無い状態での熱さのしのぎ方なども解らないことが多いようです。昔(もう、30年ほど前ですね)は冷房はリビングにあるか、ないか、というレベルで、私の田舎の祖父祖母の家ではお客さまが来た時につけるものという感覚でした。どこにでも冷房があり、家でも冷房をつけるためか、冷房が無いときに暑さを和らげる方法にも疎くなっているようです。打ち水や窓際の植物などによる暑さを和らげる方法に関して、やはり親が実践していくことで、子供に伝えていかなければいけないものなのだなと実感させられました。
話はちょっとずれますが、江戸しぐさの本がいろいろ出ています。その中で紹介されているマナーやルールはやはり同じように親の代が子供に伝えていくものだと思います。忘れられるものも多い中、よいものはきちんと伝えたり教えたりして、生活の知恵やマナーを廃れさせないようにしたいと思います。