オルタナティブ・ブログ > IT業界のマーケティングを問う >

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

KDDIの垂直統合モデルに穴有り(?)

»

私は個人会社ともKDDI中心で通信契約を結んでいます。初めはAU(当時はIDO)でしたが、長距離電話をかけるのでDDIと契約し、SONYのパソコンを買ったときにプロバイダー契約でDIONを選択し、DDIポケットのPHSをデータ通信用に購入し(これはWillcomになりましたね)、最終的には固定通信の回線も光プラスにしてしまい、NTTグループとの契約は全くなくなってしまいました。一つ一つは意識して行ったことではないのですが、結局のところKDDIに統合されており、請求・料金ともに満足しています。

携帯、固定網、ISP、と順調に垂直統合してきたKDDIですが、ここにきてTEPCO光を買い取り(?)光Oneということで、光ファイバーも垂直統合の中に取り込もうとしています。

しかし、ここで奇妙なことがあります。光Oneマンションタイプ(正式名称忘れました)ではDIONがサポートされていないのです。実は、自宅のマンションに光OneマンションタイプとFLETS光が導入され、そろそろ光ファイバーかなと思い検討を始めました。しかし、光Oneマンションタイプのカタログには、DIONは無く、KDDIに問い合わせたところ「サポートの予定も無く、もしも光Oneマンションタイプ経由でDIONを継続使用したければ、他のISPと契約して、そこからDIONのアドレスと使ってください」とのことでした。

統合の過程で様々な問題が起こっているとは思いますが、既存ユーザ(一部かな?)の期待にもこたえて、日本最大の垂直統合型通信会社になるために、穴の無いサービスメニューを組んで欲しいものです。KDDIヘビーユーザの独り言でした。

Comment(0)