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マスメディアのなかの人

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世界の新聞編集幹部の意識は、日本のそれとは大きく異なるようです。

「新聞は無料になる」と認識する新聞社幹部は過半数

回答者の56%が、ニュースの大部分が、紙とオンラインのどちらで提供されるかにかかわらず、将来は無料になると考えている。
半分以上の幹部が新聞は無料になると思っており、宅配を支えている販売店制度のある日本とは随分と事情が違うようです。
3分の2近くの回答者が、従来の編集機能の一部は今後、アウトソーシングされるようになると考えている。
ジャーナリズムを盾にして、内製志向の強い日本の新聞社とはかなり意識が異なるようです。

また、新聞社を頂点として、TVなどが系列化されている日本のマスコミの実情に対しては、厳しい意見が多いようです。
【正論】慶応大学教授・阿川尚之 「マスコミの常識」は非常識

マスコミは、特ダネ、視聴率、締切といったことばかりにエネルギーを注ぎがちだ。その結果文化部の記者まで、夜中に突然電話してくる。こんなマスコミの常識を世間では非常識という。
速報性を追求したスクープ合戦は、弊害の方が多いようです。自己都合だけを優先する姿勢は非常識と見るのが正当な評価かも知れません。
自分の書いたものが思わず人を傷つけたことが何度かある。だから一層、言論活動に携わる者は自分の常識を疑ってかからねばいけない。そう自戒する。
マスメディアのなかの人は、メディアが大きな影響力を持つだけに、より高い倫理観を求められています。程度の差はありますが、ブログを書く者も自覚すべきポイントだと思います。
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