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ブログの効用

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3年近くブログを書いているせいか、「ブログは何の目的で書いているのですか?」とよく聞かれる。やりたいことしかやらない主義としては、書きたいから書いているとしか言いようがないのだが、ブログの効用について、少し考えてみた。

1.自分の頭の整理に役立つ
ブログを書き始めた当初、寝付きがよくなり、寝覚めが爽やかになった。睡眠は脳が情報を整理整頓する時間だと言われているが、床に入る前にブログを書くと脳が準備万端になり、情報の整理が進むようだ。単なる走り書きではなく、他人が読むことを前提にしているので、より客観的に頭の整理ができるような気がする。

2.つながっている感が得られる
コメントなどでアドバイスが得られたり、読んだ感想を頂くのは、とても嬉しい。関心の濃淡は別にして、人間として認知されているということは、生きていることに関する充足感につながる。思わぬ人から貴重なアドバイスをもらったり、自分が気づいていなかった視点を提供してもらう、という実際のメリットも大きい。

3.他人に気づきを与えられる
やや僭越ではあるものの、独自の視点を提供することで、他人に刺激を与えることもあるかと思う。いろんな人の考えや視点を知ることで、個人の考えが深まることは確実なことで、他人に対してそういう機会を提供できるのは、とても嬉しいことである。批判や非難を受けることもあるが、それを補って余りある効用だと思う。

まとめてみたものの、結局「書いていて楽しいから続けてる」というのが、一番実感に近い。書いたことのない人ほど、何故と聞いてくるが、やってみて楽しいかどうかを感じてもらうことが大事だと思う。人間は、いつも実益があるから行動する訳ではなく、実益は行動するための言い訳だったりするのだと思う。

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