顧客不在になってはいけない

　最近、社内でのミーティングも増えてきました。主に、こういう時代だからこそ、自社の組織をさらにステップアップさせたいというお客さまからの要望にお応えするため、です。
　IWNCのメンバーは、こういうミーティングでは一切妥協しません。すべての取り組み、あるいは研修プログラムに対し、「それは本当にお客さまのためなのか」という視点で検証し、あるいは議論を繰り返します。最初は僕も驚いたほど、その視点に関して執拗に議論を繰り返します。

　僕は今まで、どこかのポイントで妥協をしないと、時間との戦いもあって、というような仕事を見ることが多かったように思います。
　外部コンサルタントの場合、いかに請求金額を増やすか、しか考えていないように見えるコンサルタントであったり。あるいはコンサルタントとして入り込んでいながら、自社の別部隊が製品売り込みに来るサポートをしていたり、と。

　企業であるのですから、売上を上げる努力をすること自体は正しいと思います。しかし、そこが顧客不在になってしまってはいけないと思うのも事実です。

　最近は、新聞を読んでいても「俺が、俺が」という企業が増えてきているのではないかな、と懸念を感じます。こういう時代だからこそ、本質に戻る努力が必要なのだろうな、という気がする今日この頃です。