言葉の持つイメージにまどわされず、自分の頭で考えよう
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興味深い記事を読みました。
ぼくたちの平和ボケを誇ろう。 - Something Orange
「平和ボケ」というとネガティブなイメージがありますが、それをポジティブに捉え直している視点が面白いと思いました。
言葉は、それ自体に、ポジティブだったり、ネガティブだったり、いろいろなイメージを含んでいます。例えば、「成長」とか「進化」にはポジティブなイメージが、「停滞」とか「後退」にはネガティブなイメージがあります。だから何の疑問ももたずに「経済」は「停滞」させずに「成長」させないといけないと思ってしまいます。ただ、例えば「幸せ」という観点から考えてみると、経済成長が必要かどうかはいろいろ議論が分かれてきます。経済が日本以上に停滞したり後退したりしている国でも、国民の幸福度が日本より高い国はあるわけです。経済的に成長しなくても、人々が幸せに暮らせる国がつくれるなら、それでいいのではないでしょうか。
また、例えば「放射能」という言葉に怖いイメージを持って、そこで思考停止してしまい、ただ不安を募らせてしまう方も多いように見受けられますが、自分で「放射能」についていろいろ調べて理解を深めれば、どうしたらいいのかを自分で判断できるようになり、不安も軽減します。
こういうときだからこそ、言葉につきまとうイメージにまどわされず、自分の頭できちんと考えることが大事だと思います。
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