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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

ジャストシステムにがんばって欲しいぞ

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世間はお盆休みですね。弊社は平常通り営業しています。今年は東名高速の通行止めで、車で西に帰省される方はたいへんだと思います。事故のないようにご注意ください。

13日付でジャストシステムの2009年4-6月期の連結決算が発表されました。四半期の最終損益は8億3,800万円の赤字でした。

決算短信によると:

  • デスクトップ事業では、シンプルで使いやすいデザインを採用し操作性の向上を図った「一太郎」や、より高い変換精度を実現した「ATOK」が前年同期を上回る実績を上げたことに加え、「Kaspersky」や「ホームページ・ビルダー」など他社ブランドの寄与もあり、前年同期比9%増の11億36百万円となりました。
  • 「一太郎ガバメント」「ホームページ・ビルダー」「Shuriken」が前年同期を上回る実績を上げたライセンス事業では、当第1四半期連結会計期間から小学校向け学習支援ソフト「ジャストスマイル4@フレンド」などを販売開始しましたが、前年同期に比べ文教向けソフトウェアが伸び悩んだ結果、計画通りの売上高ではありましたが前年同期比11%減の6億23百万円でした。
  • OEM事業全体では、供給先の携帯電話市場の低調と当第1四半期のPC出荷台数の大幅減少などにより、前年同期比38%減でしたが当初計画を上回る1億円となりました。
  • 「InternetDisk」サービスを中心とするネットビジネス事業は、計画通り推移し、前年同期比12%減の1億21百万円でした。
  • 「xfy」「ConceptBase」を中心とするエンタープライズ事業は、企業の設備投資抑制が影響して前年同期比17%減の1億58百万円となりました。
  • JustSystems Canada Inc.におけるXMetaL事業の売上高は、前年同期比52%減の69百万円でした。

とのことです。

自分自身は、ATOKやメールソフトShurikenを仕事で毎日使っています。このブログはxfy Blog Editorで書いています。でも、一太郎は持っているだけで、使っていません。仕事関係となると、やはりMS Wordになってしまいます。一太郎は、MS WordとOpenOffice等のオープンソースオフィス製品に挟まれて、今後さらに厳しいところではないかと想像しています。

ATOKを携帯会社にOEMするビジネスは、携帯市場の縮小に引きずられているようです。これからATOKを乗せるモノとしては、AndroidとGoogle OSでしょうか。パソコン以外の機器が増えると、そこにATOKのビジネスチャンスがありそうです。

私の考えるジャストシステムのブランドイメージは、パソコンの黎明期から続く日本語処理の老舗です。この厳しい時期を乗り切って、黒字になって復活して欲しいです。

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