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社内通貨・ピアボーナス導入時の報酬設計の仕方・具体例【ダイジェスト】

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※弊社サイトにてより詳しい全版記事をお読みいただけます。

ブロックチェーンの登場により、誰でも簡単に仮想通貨を作成しコインのやり取りができるようになりました。

その背景のもとで、社内通貨や地域通貨といった概念が近年にわかに盛り上がり始め、特に社内通貨に関しては、社員相互に感謝のメッセージを乗せてコインを贈り合う「ピアボーナス」という仕組みが人気を集めています(ブロックチェーン未使用の製品が一般的ですが)。

弊社でも簡単に社内通貨を導入できるツールを開発したのですが、実はブロックチェーンを利用すれば、誰でも簡単にプログラミング不要で社内通貨を開発・運用することも可能です。

実際、上記のツールでは当初NEMブロックチェーンを活用し、実際に企業様へ導入頂いていました(より使いやすい形へのアップデートとして、現行はブラウザ版をリリース)。

さて、注目されている社内通貨・ピアボーナスの取り組みですが、一見簡単な取り組みにも見えるものの、実際はその制度設計、特に報酬の設計は慎重に考えなければなりません。

この記事は、社内通貨やピアボーナスの導入に関心のある企業・団体の方に向けて、具体的な報酬制度設計の方法を簡潔にまとめたものです。

なぜ報酬設計が重要か

メンバーに継続的に利用されるような適切なインセンティブが無ければ、形骸化してしまう可能性が高いからです。

しかし一方、インセンティブは多すぎても少なすぎても良くないため、報酬設計は慎重に考える必要性が生じます。

難しいのは「どれだけの報酬であれば多すぎる・少なすぎるのかは明確ではなく、さらに人によって基準が異なる」という点ですが、現実には1ヶ月に数百~数千円程度の報酬が生じるように設計している事例が多く、うまく社内通貨・ピアボーナスが機能しているようです。

評価ポイントはどこに定めるか

社内通貨・ピアボーナスでの報酬設計を行うにあたっては、まず「なぜそれをやるのか」という目的から照らして、どの指標を評価ポイントとするのかを考える必要があります。

具体的には以下のようなパターンで評価する方法が考えられます。

  • 受け取ったコインの量に応じて報酬を付与
  • 送付したコインの量に応じて報酬を付与
  • 送受信されたコインの総量に応じて報酬を付与
  • 会社の求める基準達成により報酬を付与

このように評価ポイントを変えることで従業員のモチベーションを操作し、またマネジメント上の大切な要素をトラッキングしやすくもなります。

どのように報酬を付与するか

以上のように、社内通貨・ピアボーナスを導入するにあたっては「どの点を評価対象にし報酬を付与するのか」を考えることがまず大切なのですが、その次に「どのような形で報酬を付与するのか」を考えることも必要です。

以下では代表的な例を3つご紹介します。

  • 給与(ボーナス)として支給する
  • 福利厚生のポイントとして支給する
  • 個人で使える経費の利用枠を認める

報酬の付与の仕方は従業員のモチベーションに大きく影響します。いずれも一長一短ありますが、スタンダードなのは給与として支給するというものです。

社内通貨・ピアボーナスで最も大切なのは、「なぜそれを利用するのか」を明確化することと、「そもそも使われるかどうか」ということです。

従業員にしっかりと利用してもらえるようにするためには、適切な制度設計、特に報酬設計を固めることが必要不可欠になります。

また、そもそもツール自体が使いやすいものでなければなりません。かさばる紙幣をわざわざ忙しい仕事中に配りたいと思うか?手書きの感謝メッセージを渡したいと思うか?ということです。

社内通貨やピアボーナスは組織のモチベーション向上やコミュニケーションの活発化、離職率の低下といった様々な効果を発揮できる注目の施策ですが、導入の際はいくらか慎重に制度設計を考える必要があるでしょう。

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