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MSのレイ・オジーCTOと、考えていることが被る、いや掠る。

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ITmediaの記事によると、MSが進めている拡張RSSプロジェクトの名前が変わったようだ。
前はSLE(Simple List Extension)だったはずだが、レイ・オジーCTOの参加で、SSE(Simple Sharing Extensions)と”進化”している。

要は、RSSのシンプルさは保ったまま、OutlookなどのメーラーあるいはPIM(スケジューラーなどの個人情報管理ツール)とWebアプリのデータ同期を行えるような拡張を施そうというものだ。

以前僕はFBSのメンバーという立場もあって、MSのRSS仕様拡張には異を唱えていた。GoogleがAtom派であることは周知の事実であり、MSが独自拡張を考えれば、Feedの規格のイニシアティブ争いが両社の代理戦争となる恐れがあると考えたためだ。
しかし、今ではちょっと考えを変えている。規格が乱立するのは勘弁してもらいたいのは変わらないが、自分たち自身がFeed管理のサービスベンダーとして、どんなFeedでも取り扱っていく覚悟を決めたせいで、何よりもFeedの有用性の認識と実用モデルの普及を優先していくことを考えたのである。

レイ・オジーCTOは、Lotus Notesの生みの親であり、P2Pグループウェア Grooveの創業者でもある。僕はBOXERというP2Pライク(厳密にはP2Pではないが、機能的にかなり近い思想で設計)なグループウェアをリリースした後に、イントラブログというFeedによる社内情報共有(イントラネット2.0と呼びたい!)を普及させるための業務についていた。今はFeedpathというFeedの有効利用による情報共有サービスをリリースするために、IT業界に籍を置いているのだが、元々BOXERの設計時にはGrooveを相当意識していたこともあり、今また行く先に彼の大きな影が見えることにデジャブーを感じる。

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