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シンガポールのビジネスが熱い。シンガポール最新ビジネス事情その1

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東アジア首脳会議がインドネシアのジャカルタで開催されます。アメリカ、中国、韓国、そして我が日本が東南アジアの成長を取り組む動きを進めています。
日本にいると分かりませんが、東南アジアの成長は凄い事になっています。
ソーシャルおじさんも先週末までシンガポールに出張して、現地の成長をリアルに感じてきました。
富が富を生む構図が東南アジアで始まっていて、高度成長期の日本が体験した経済成長が、今、東南アジア全域で起こっています。そして、その東南アジアの中心にいるのが、人口わずか518万人のシンガポールという小国なのです。
シンガポールには今、世界中の金持ちが集まっています。シンガポールの経済成長や町の美しさ、セキュリティ、インフラ、税務上のメリットなど、多くの理由がミックスして人々が集まってきています。あのジム・ロジャーズも今ではシンガポールに移住しています。

なぜ、今シンガポールなのでしょうか?今回の出張でシンガポール日本商工会議所(JCCI)の事務局長の東 潤一さんにお話を伺う事ができました。
10 Shentonway のMAS Buildingというシンガポールの中心部のビルに、シンガポール日本商工会議所はあるのですが、ビルのセキュリティが大変厳しく、入館のためにパスポートを参加者全員が預けるという徹底ぶりです。ちょっと緊張しますね。

まずは東さんからシンガポールに関するレクチャーを受けました。
国名 シンガポール共和国
面積 712.6平方キロメートル 東京23区よりちょっと大きいです。
人口 518万人
住民 華人(中華系)が76.7%、マレー系が14%、インド系(印僑)が7.9%、その他が1.4%
本当に小さな国家ですが、教育が重視されていて、英語をビジネスでは使います。世界中の企業がシンガポールをアジアの拠点としてポジションしている理由の一つに英語があると今回実感しました。東京から外資企業が逃げて行く理由の一つも英語かもしれません。今回の出張でそれを実感しました。

シンガポールの成長の裏には強力なリーダーシップがあります。英雄リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 李光耀)の存在です。
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彼の発言には、すばらしいものが多いのですが、東さんから次の二つの印象的な言葉をご紹介いただきました。
「世界の歴史上生き残った国家は存在しない」
「シンガポールは歩みを止めた時点で、消滅する」

最近の日本の政治家から、こういったすばらしい言葉は聞けません。そして、シンガポールの政治家には言葉だけではなく、スピーディーなアクションもあります。
リー・クアンユーのメッセージのもと、シンガポールは建国以来、変化し続けています。戦略的に企業や観光客がシンガポールに進出する設計を続けています。空港・港湾・道路・通信・金融ネットワークなどといった、外資を呼び込む近代化に必要なインフラを政府の介入によって向上若しくは新たに建設し続けています。国外からの観光旅行を誘致する為に観光局が設立され、それに伴い、サービス産業で多くの雇用を創出する事となり、観光はシンガポールにとって重要な外貨獲得の手段の一つとなっています。実際、チャンギ空港はアジアのハブ空港として日々進化していて、観光客の支持を得ています。観光客を飽きさせない仕掛けがそこかしこにあります。フィットネスセンターやマッサージはもちろん屋外プールや美容院まであります。更には自然遊歩道で散歩が出来たり、映画を楽しむ事もできます。年末には日本のラーメン店が集合するラーメンチャンピオンも空港内にオープンするようです。訪れるビジネスマンやトラベラーを入り口から満足させるという戦略は、本当にすばらしいですね。
空港以外の港湾、通信、金融のインフラも整っています。
東さんから多くのお話を伺っていますので、何回かに分けてこちらのブログでシンガポールの経済事情などをレポートしたいと思います。

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