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「生保」というと最近は「生活保護」の略称だったりしますが、こちらは「生命保険」です。保険会社(メーカー)、代理店(販社)だと言いづらいこと、言えないことを、分かりやすく書いていきたいと思います。新規加入や見直しの際にご参考にして頂ければ幸いです。また、取り上げて欲しいテーマがあればリクエストしてみて下さい。可能な限りお答えしていきます。

将来に関わる算数の宿題です

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今回お話するのは、前回からの続きで「変額終身保険」についてです。
「終身保険の衣を被った投資信託」と紹介しました。
「投資信託」でありますから、ささやかですが「資産運用」とご理解下さい。

その前に算数の宿題を出します。
関係者の方は必ずご解答下さい。
算数ですから「できない」ことはありません。
また、真剣に将来のための資産運用を考えてるなら必須の題目ですので、
電卓片手にご参加下さい。
(上からで申し訳ないですが、得るものはありますよ)
(ネタをご存知の方は笑って見過ごしくださいね)

それでは問題です。

お金持ちのユキオ君と普通の生活者であるタカシ君が同じ金額で
同じ期間、同じ株式に投資をするとします。
投資額は100万円で期間は10年間です。
ただ両者が違うのは資金力です。
お金持ちのユキオ君はスタート時に100万円をポンと出して、
10年後どうなるかと見守る作戦です。
普通の生活者であるタカシ君は、一気に100万円は出せませんので
仕方なく1年に10万円づつ投資することにしました。

スタート時の株価は1万円でユキオ君は100万円で100株買い
そのまま放置です。
タカシ君は10万円しかないので10株しか買えません。
その後毎年10万円づつ地道にこの株を買い続けました。
その後、投資した株式の株価は次のように推移しました。

《株価の推移》
スタート時1万円・・・ユキオ君100万円
2年目8千円
3年目7千円
4年目1万円
5年目2万5千円・・・ユキオ君250万円(ヨッシャ!)
6年目1万3千円
7年目5千円
8年目3千円・・・ユキオ君30万円(マジかよ)
9年目6千円
10年目4千円・・・ユキオ君40万円(ママに怒られる)
11年目1万円・・・ユキオ君100万円(助かった)

中盤いい感じでユキオ君の100万円は250万円と倍以上となりました。
(5年目2万5千円のとき)
後半かなり暴落してしまい、ユキオ君の100万円は30万円になって
しまうことがあり(8年目3千円のとき)、一時持ち直しするかと
思われましたが、10年目でまた株価が下がってしまいました。
ユキオ君の強い要望で株価が戻った翌年の11年目に解約して換金し、
ユキオ君はどうにか冷や汗をかきつつも結局もとの100万円に戻しました。

それでは、タカシ君の毎年10万円づつ積み立ていたなけなしの財産
100万円は、どうなってしまったのでしょうか?

小学校で習った算数を駆使して計算してみて下さい。
ご解答頂いた方が一定数になったら答えを発表しますので、どしどし
解答をコメントして下さい。
お待ちしております。(誰も答えてくれなかったりして)
(そんなことありませんよね)

 

 


 

ヒントは株価でなく株数がポイントです。
引き算は使いません。
(たぶん割り算と足し算でできます)
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