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かわいさと恐ろしさが共存している岡本太郎の「河童像」

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前回に続いて、先々週の夏休みに行った美術館のお話をしたいと思います。今回は「川崎市岡本太郎美術館」です。岡本太郎美術館は、川崎市多摩区の生田緑地の中にあります。

美術館にある「河童像」

生田緑地は私が幼稚園から中学一年生まで住んでいた街のすぐ近くなので、最近も毎年のように訪れています。ただ、岡本太郎美術館(子供のころはありませんでした)に入ったのは久しぶりです。今回の目当ては彫刻の「河童像」、以下は美術館にあるものです。

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一見するとかわいくて愛嬌のある河童ですが、よく見るとだんだん不気味で恐ろしく見えてきませんか? これが、両極の要素をそのまま共存させる太郎の提唱した対極主義なのでしょうか。

フィギュアの「河童像」

そして、もうひとつの目当ては、ミュージアムショップで河童像のフィギュアを買うことでした。実は以前、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の海洋堂社長 宮脇修一さんの回で紹介されていて、それを見たときから欲しくてたまらなかったのです。

河童像のフィギュアは、カプセルに入ったいわゆるガチャポンで販売されているのですが、残念ながらミュージアムショップのガチャポンでは売り切れでした。あきらめきれずに、amazonで大人買いしたフィギュアが以下です。

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写真ではよく分かりませんが、実物はもっと線が細くて色も繊細で、さすが海洋堂の仕事といった感じです。

芸術は大衆のものだ

フィギュアはひとつひとつ手塗りで制作されているらしく、それをわずか400円のガチャポンで提供するとは、「芸術は一部の有識者だけのものではない、大衆のものだ」と主張した太郎も喜んでいるのではないでしょうか。

私はこのフィギュアを2つ購入して、自宅と会社の机の上に飾っています。わずか高さ6cm程度のフィギュアですが、その存在感はさすがに強烈です。

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