夕張市の市民/市民団体のためのクラウドファンディング活用支援
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2007年に財政再建団体(現在の財政再生団体)となり、事実上財政破綻してしまった北海道の夕張市ですが、2013年3月5日より市民や市民団体によるクラウドファンディングの活用を応援しています。
市民と応援したい人を結ぶ仕組み
財政再建団体への移行後は、市民有志や団体が、地域貢献、地域活性化のために自主的に活動をしているそうです。その一方、全国には夕張市を応援したいという人が大勢いるので、それを結びつけるための仕組みとしてクラウドファンディングが選ばれたことが背景のようです。
2007年には「幸福の黄色いハンカチ基金」を設立して、市民と応援したい人を結ぶ仕組みを作りましたが、クラウドファンディングの活用を自治体が応援することは全国初の試みだそうです。
夕張市の具体的な応援内容は以下の通り
- 市民などから自主的プロジェクト推進に関する相談があった場合は、プロジェクトの企画を聞き、クラウドファンディング事業者を紹介する
- 自主的プロジェクトの情報発信の応援として、審査を経て、夕張市ホームページへのプロジェクトページのバナー掲載や夕張市公式ツイートによるツイート
夕張市の借金時計
夕張市には「夕張市の借金時計」というものがあるのを、皆様はご存知ですか? 市債残高の見込額を時計のカタチで分かりやすく示してあるページです。
クラウドファンディング応援の試みは、残念ながら現在までにあまり目立った活動を見つけることはできません。借金時計で少しずつ刻々と減って行く市債残高を、さらに加速するものになればいいのですが。
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