モノづくりに特化したクラウドファンディング「zenmono(ゼンモノ)」
資金以外の支援も集めることができる、モノづくりに特化したクラウドファンディング「zenmono(ゼンモノ)」を紹介します。
zenmonoの運営は株式会社enmono(エンモノ)、2013年5月28日にスタートしたばかりのサービスです。
お金以外の支援も集めることができるmakers' platform
zenmonoのコンセプトは、メイカーズや町工場が「お金以外の支援も集めることができるmakers' platform」。モノづくりの開発資金を集める通常のクラウドファンディングの機能の他に、プロジェクトの進行を支援する様々なリソースを集めることができます。
プロジェクトの進行を支援するサポーターは7種類
zenmonoでは資金の支援をする人はパトロンと呼びますが、それ以外の支援をする人はサポーターと呼びます。サポーターには以下の7種類があります。
- デザイナー(プロダクトなどのデザインで協力する)
- マーケター(マーケティングのノウハウで協力する)
- セラー(独自の販路などで協力する)
- エンジニア(開発技術などで協力する)
- メーカー(量産時の製造で協力する)
- メンター(経営的なアドバイスで協力する)
- スタッフ(上記以外のことで協力する)
例えば、支援を募集中のプロジェクト「カワイイ筋肉育成グッズ『くるくるパンプアップ』」の場合、パトロンによる資金の支援の他にデザイナー、セラー、マーケター、スタッフの4種類のサポーターを募集しています。
サポーターをしたい場合は、まずは参加の意思を示してプレイヤー(起案者)とメッセージなどを通じて対話をし、実際にどのようなサポートをするのか、また報酬はどのようにするのかを決める仕組みになっています。
モノづくり×クラウドファンディング
zenmonoは、日本初のモノづくりに特化したクラウドファンディング。また、パトロン以外のサポーターの仕組みを持つのも新しい取り組みです。特定の分野にテーマを絞ったクラウドファンディングが増えてきていますが、活性化させることができるのでしょうか。
zenmonoの運営元は、自社製品開発支援(マイクロモノづくり支援)などを業務内容にしており、オフラインで町工場のクラウドファンディング活用支援などをしているようですので期待したいです。