最も業界を知り尽くしたジャーナリストが書く、iPod成功の軌跡
今日のご紹介は、各メディアの書評でも話題のこちら。
『iPodは何を変えたのか?』
SBCr Shop / Amazon
スティーブン・レヴィ 著 / 上浦倫人 訳
2007/03/29
税込価格 1,890円
(原著タイトル『The Perfect Thing: How the iPod Shuffles Commerce, Culture, and Coolness』)
脳科学者・茂木健一郎氏(読売新聞)や、経済学者・池田信夫氏(産経新聞)をはじめ、日本経済新聞、週刊朝日などの書評で取り上げられています。
ニューズウィーク誌のチーフテクニカル記者、スティーブン・レヴィ氏が、iPodの社会的意義を包括的に書いた本。著者は、ベストセラー『ハッカーズ』で、ハッカーという言葉を世界中に広く普及させた立役者。
では、担当編集者の宮本さん、どうぞ。
「著者は古くからITジャーナリストとして活躍していたので、業界人と非常に親しいわけです。たとえば、iPodの発表翌日、ビル・ゲイツに『これ、もう見ました?』とiPodの現物を見せびらかしていたり……。当時の状況を事細かに描いています。最も業界人に近かったジャーナリストが、コンスタントな取材の成果を集大成した読み物、といえるのではないでしょうか。」
・iPod登場の2年前、DECもハードディスク型のパーソナル・ジュークボックスを開発していた…(75ページ)
・iTunes Storeがオンライン販売を開始できた鍵は、Macの市場シェアの小ささにあった…(185ぺージ)
などなど、技術論だけでは捉えきれないiPod成功のエピソードがたくさん詰まった1冊。
原著は2006年10月に出版。「日本語版は3月に発売したのですが、その間にiPhoneが発表されましたし、ほかにもいろいろ発表されてしまうんではないか……と、それだけが心配で。とにかく早く出そうと。」
この、カバーのデザイン、なかなか素敵だと思いませんか? トレーシングペーパーのカバーでも、きちんとコートされているので、ビリッと破れることはありません(わかりにくいですかね)。
これは、デザイナーの米谷テツヤさんのこだわりだそうです。
宮本さんは、かなりの力持ちです。
力仕事が要求される際は、必ずお呼びがかかっています。
私も最近、棚の中の本を全部運んでもらいました。ありがとうございます!
そのぶん、モリモリ食べるようですよ。
メタボには十分気をつけてくださいね。
キーワード記事*