ソーシャル ゲーム パブリッシャーはSGPであり、SAPと呼ぶのは止めましょう
ソーシャルゲームを提供する会社をSAP(ソーシャルアプリケーションプロバイダー)と呼ぶのに違和感を感じていました。アプリケーションソフトは、システムソフトやミドルウェアとは違う応用ソフトというのが広い定義です。とてつもなく広い定義で画像共有、動画共有、とかとかあらゆるソーシャルなソフトが当てはまってしまいます。
「mixiがSAPと連携して」とか書かれた時に混乱するのは、mixiだってソーシャルなアプリケーションの提供会社でしょ? という矛盾がぬぐえないからです。
また何より、SAPは独SAP社の呼称としてエンタープライズITでは定着しています。コンシューマーとエンタープライズの垣根が低くなり融合しつつある今、この日本だけの混乱が21世紀の今日に起こるのは非常に残念です。
この混乱の震源地は、実は最初、このループス斉藤さんのこの記事に由来するのじゃないか?と疑いました。 世界の知恵をビジネスに ~ 五つ星プレゼン・スライド Vol.2:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ viakwout 2010/02/19
SAP(Social Game Providerと)呼ばれるゲームメーカー
おお、ここのタイプミスが!!と。しかし、もっと古い用例がありました。 『mixiアプリ』に集まる期待感 - ミクシィが開発支援体制整え、8月正式公開 | ネット | マイコミジャーナル via kwout
mixiの2009/4/23の発表で上記のようにSAP(Social Application Provider)と呼んでいるのです。
mixi の方は他でそんな呼び名を見つけられたのかもしれませんが、エンタープライズITの世界のソーシャル化も進む中この日本ローカルの呼称を放置することは将来に禍根を残すと思います。
実は、この略語の世界はジャンルが変わると重複するのはよくある話です。高級オーディオでは磁石で浮かせたオーディオラックのSAPの上に カナダOracle Audioのレコードプレーヤーを乗せるとかエンタープライズITでは???となりそうな組み合わせもありえます。
そんな略語の重複しょうがないと見逃すのでなく、まだ直せる今だからこそ、直すべきと思う次第です。
追記 主題を間違えていました。文意が通じなくなるため改めました。
正:ソーシャル ゲーム パブリッシャーはSGPであり、SAPと呼ぶのは止めましょう
誤:ソーシャル ゲーム プロバイダーはSGPであり、SAPと呼ぶのは止めましょう
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