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【噂】ツイッターが Deleted Username を秘かに開放しはじめるらしい

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興味深いニュースをキャッチしたのでエントリーしたい。

Twitter May Release Some Deleted Usernames Within Weeks (Search Engine Land)

ツイッターがDeleted Username(削除されたユーザーネーム)を数週間中に解放するらしい。Search Engine Land(以下,SELと略)はメジャーなブログメディアなので,それなりの信憑性がある情報だ。

Chirp_evan
【ツイッター共同創業者,Evan Williams氏】

情報源はツイッター共同創業者のEvan Williams氏。開発者向けカンファレンス「Chirp」の休憩時間にSEL編集長が直撃し,アクティブでないユーザーネームを解放しないのか質問したところ,以下の返答が返って来たとのこと。

1.アクティブではないユーザーネーム(ツイッターでは6ヶ月以上未仕様のアカウントを Inactice Username としている)は3種類ある。

  • Deleted Username (削除された)
  • Never-used Username (6ヶ月以上未使用で,ツイートは一つもない)
  • Inactive Username (6ヶ月以上未使用だが,ツイートはある)

2.Deleted Usernameは数週間以内に開放したいと考えている
3.対応が難しいのがInactive Usernameだ。削除した場合の彼らのツイート処理を検討する必要がある

ただし彼によると,あるユーザーは1人で1万以上のアカウントを登録したものの,全く使用しておらず,対応に苦慮しているらしい。手始めにDeleted Nameを開放しはじめるが,Facebookのように一般公開せず,静かに利用できるようにする方針だそうだ。

ちなみにツイッターの規約では「ユーザー名の無断占拠」を禁じており,6ヶ月以上活動していないアカウントは事前通知なしに削除する可能性があるとしている。この行為に該当するのは次の事項だ。

  • 多数のアカウントを作成する
  • ユーザー名を他のユーザーが使用できないようにする目的でアカウントを作成する
  • 売買目的でアカウントを作成する
  • 第三者のコンテンツを流用して投稿し,その第三者の名のもとに利用を継続する

ただし,現在までツイッターでは,すでに削除されたアカウントも含めて開放はしていなかった。またなりすましではない単なる「無断占拠アカウント」に関しては,ユーザーサイドから削除要求する手段もなかった。

さらに詳細は,こちらのブログ記事をどうぞ。
Twitterで「なりすまし」しているアカウントを削除する方法 (GIGAZINE)

実は「Looops」というアカウントも,全く利用されていないにもかかわらず海外で登録されており,筆者はひそかにツイッターのこのようなアクションを心から待ち望んでいたのでした。


 

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