【速報】 2010年1月 最新Twitterユーザー調査
マーケティングソフトウェア会社で,Twitterユーザー評価ツール"Twitter Grader"を提供しているHubSpot社から,最新のTwitterユーザー調査 "State of the Twittersphere" 2010年1月版が発表された。
なお,HubSpot社は定期的にTwitterユーザー調査をしている。(下記よりPDFダウンロード可能)
・ State of the Twittersphere 2010-01
・ State of the Twittersphere 2009-07
・ State of the Twittersphere 2008-12
当記事では,この調査からポイントを抽出して紹介したい。
なお,この調査は,HubSpot社の前述ツール"Twitter Grader"で収集した約500万Twitterユーザーアカウント,600万Tweetを元に分析した結果である。
これはTwitterユーザーの月次増加率を時系列でグラフ化したチャートだ。増加率のピークは2009年3月で13%,それ以降,増加率は緩やかになり2009年10月には3.5%に落ち着いている。
次に,ユーザー属性の6ヶ月間での変化を見てみよう。
左側が2009年7月,右側が2009年1月の数値だ。
フォローしている(Following)平均ユーザー数は47人から173人へ3.7倍増,フォローされている平均ユーザー数は70人から300人へ4.3倍増,月間Tweet数は119回から420回へ3.5倍増となっており,それぞれわずか6ヶ月で大幅に増加していることがわかった。
Twitterユーザー数の増加は落ち着いた伸びとなっているが,ユーザーの活性度や投稿数は急増しており,Twitterを本格的に利用しているアクティブユーザーが大幅増加していることが見て取れる。
またそれはプロフィール内容の比較でも同様で,それぞれきちんとプロフィールを書き込んでいるユーザーが2倍増となっている。またこれは非匿名ユーザーが増加しているとも読み取れるだろう。
この図は,500万アカウントを対象として,フォロワー数の分布をあらわしたものだ。平均フォロワー数は300人だったが,この図で見ると,実は82%のユーザーはフォロワー数が100人未満であることがわかる。またフォロワー数が5000人を超えているアカウントはわずか100弱(0.002%)のようだ。
さて,最後にTweetに関する調査を紹介しよう。
まず一番上は曜日別Tweet数で,Twitterが最も活性化するのは木曜日,逆に最も投稿が少ないのは土曜日であることがわかる。
真ん中は時間帯別Tweet数で,最も活性化するのが夜22時,逆に最も投稿が少ないのは早朝5時であることがわかる。また通勤時にあたる8時前後や19時前後は一時的に減少するため,朝10時,夕方16時,夜22時という3つのピーク時間帯が現れている。
最後の図はTweet長だ。140文字で入力できる内容は,日本語より英語はかなり少ないこともあり,多くのTweetは140文字ぎりぎりまで使っているようだ。
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