【速報】Fortune100社のうち73社がツイッター運用を開始
Mashableから,フォーチュン100社のツイッター運用状況に関する記事が出たのでご紹介したい。
・ Most Fortune 100 Companies Don’t Get Twitter (Mashable, 2009/11/17)
・ Do Fortune 100 Companies Need a Twitter-vention? (PDF: Weber Shandwick, 2009/11/17)
サマリーすると次のようになる。
- 100社中73社がツイッターを活用
- 100社のアカウントを合計すると540。運用企業一社あたり7.4アカウント
- 41アカウントはブランドジャック(第三者によりダミー・アカウント)されているようだ
- 50%のアカウントはフォロワー500人以下
- 76%のアカウントは500ツィート以下
- 15%はアクティブではない(うち11%はブランドジャック対策でアカウント取得)
特に目につくのは,41アカウントはブランドジャックされているという報告。さらに59アカウントはそれに対抗するためにアカウントを取得しているがほとんど未使用状態である点だ。
また,アカウントのうち32%は,個人を前面に出す形態をとっている。いわゆるエバンジェリストが個人情報(名前,写真,役職,メール連絡先等)を明示しているタイプだ。表示する場所としては背景画像を使うことが多い。
また,同時にアカウントの規模,ツイートの頻度についての調査も発表された。
またツイッター運用目的についての分析もある。
ニュース配信が26%,ブランド認知が24%,セールス支援が16%,見解やリーダーシップ告知が11%,顧客サービスが9%,それ以外が14%としている。
このレポート全般を通じて,フォーチュン100社企業の多くはツイッターを開始しているが,そのツィート内容や活性化においては未だ発展途上であり,プレスリリースやブログ更新,イベント情報などの情報配信にとどまっていると懸念が表明されている。
ツイッターは顧客コミュニケーションのためのツールであり,より顧客の声に耳を傾け,顧客の対話・交流することが大切だいうこのレポートの報告に私も全く賛成したい。
なお,類似調査として,世界のトップブランド100のツイッター運用についてはループス社が独自調査し,ITmediaに記事として掲載しているので参考にしてほしい。
・ ベストブランド100が指し示す企業Twitterの現在地 (ITmedia, 2009/10/16)
・ 効果測定を怠らないTwitterこそが勝ち残る (ITmedia, 2009/11/10)
【参考記事】
・ 企業Twitterの成功事例 ~ 交流4割,宣伝3割。絶妙なミックス @DellOutlet (2009/9/14)
・ 企業Twitter成功事例 ~ オープンとクローズ,両刀使いの顧客交流 @Pepsi と @NAKEDpizza (2009/9/15)
・ 企業Twitteの成功事例 ~ お客様に感動をお届けする @JetBlue と @Teusnerwine (2009/9/17)
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