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WEBマーケティングの必勝法を備忘録として書き連ねるブログ

正直、SaaSでもPaaSでもいいんですが。

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WEB2.0という言葉がはやったのはいつだったでしょうか?

SaaSというバスワードへの評論も、どうもWEB2.0からのインターネットメディアの潮流の
影響をうけているのか、どうも評論が学術的な香りをさせるものが多い気がします。

ちらりと読んでいるものでも、「SaaS」、「PaaS」、「DaaS」、はては「XaaS」までとりあえず
「aaS」をつけておけば、なんでもアリな雰囲気丸出しです。
といっても要はシステムの階層としてどこまでをサービスとして貸し出すかだけなんですが。
最後のXaaSにいたっては何でもありな感じなので、技術者派遣のSESもXaaSに含まれる
気もしてきます。

話は変わって、不況下になれば、デフレ圧力が働くため、売上をあげるという営業活動よりも原価をさげるというより固定費を削減するという行動に企業は動くことになります。
そしてSaaS(もうめんどくさいのでSaaSを代表にします!)の本質はサービスを貸し出すことに
あるので、利用企業の固定費を削減したいという直近のニーズを満たしていることになるかと思います。
巷では契約社員を切るという派遣切りが横行していますが、SaaSであればシステムはレンタルで済むので、派遣ならぬシステム切りができるというわけですね。

なんでこんな話を愚痴っぽく書いているかというと、それはシステムを技術や学術のみで捉える風潮がやはりメディアに強いなと思うからです。

技術者の皆さんには、SaaSというバズワードとそれをはやし立てるメディアに踊らされて、流行のシステムを作りたい。システムは疎結合であるべきだ(まあ疎結合であるべきなんですけど。)。RESTだSOAPだなど技術だけでシステムを見るのではなく、なぜ今、SaaSという仕組みがメディアで取り立てられているのかをビジネスの視点からも一度見てほしいと感じています。

結局システムは、ユーザーが使うために構築されるべきもので、技術者の技術欲求を満たすために存在するべきものではないことを理解すること。
どんな優秀な技術者でも、この重要なマインドが抜けている限り、お客さんの真の信頼は勝ち取れないなと感じています。

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