業務用スマートフォン
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LG G5、Samsung Galaxy S7、SONY Xperia Xシリーズと言った機種の発表されたMobile World Congress 2016。G5のモジュール交換が面白いものの、全体としてはスマートフォンの仕様が完成に近づいたようで、あまり変化が感じられませんでした。
その中で、一つの方向性を示したと思うのが、PanasonicのTOUGHPAD FZ-N1。一般向けではなく、業務用端末でヘビーデューティに耐えるだけでなく、バーコードリーダーを内蔵しています。なぜか今更のAndroid 5.1.1搭載はいいとしても、どうソフトウェアの不具合に対応していくのか、同社のWebを見ても何も書かれていません。業務用端末はコンシューマー用スマートフォンに比べて長く使われます。今回の端末はスマートフォンであり、セキュリティホール等の不具合に対応することが必須です。有償であれ、そのようなサービスをきっちり提供できてこそ業務用端末ですが、同社はどう考えているのでしょうか。Microsoftに任せていればいいWindowsと異なり、端末メーカーの役割が大きいですから、製品の保証規定として定義すべきと考えています。旧機種の更新情報によると、定期的にソフトウェア更新を提供しているようです。正しい姿ですが、単独バージョンのAndroidのサポート期間を超えてサポートするか、Android自体のバージョンアップをするかに、使えるAndroid業務用端末になれるかどうかがかかっていると思います。
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