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五輪サッカー、決勝Tは、予選リーグと全然違う緊迫感、とグラフに出ました

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ロンドンオリンピックの日本サッカーの試合を感情分析したレポートを追加しています:
https://www.facebook.com/realtime.crm/app_367863669929837

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男女とも標記の、スリリングな気持ちが観衆を覆った、といえますが、やはり、ブラジルの猛攻を浴びた、なでしこジャパンが、「意図的に引き分けにした」前回試合と好対照だったといえます。※同様の傾向は男子の予選リーグと決勝Tとの違いにもありました。

Brasil0804_2

 レポートを是非ダウンロードしてみてください。以下、考察から抜粋です:

・前半立て続けにシュート外れる 「惜しい!」→直後にゴール「大儀見キタ!」:一気に盛り上がる。

・前半終了間際のFK 「ヒヤヒヤ」 →スポーツでは珍しく「恐怖」の値(anger-fearのマイナス値)が現れた。 例:『マルタ怖い #nadeshiko』

・休憩中 一安心! サポーター賞賛の言葉

  従来の試合だと、プレーや選手についての客観的意見が多かったが、前半1点を取り、なんとか守り抜いた日本を褒めたたえるtweetが多くみられた。
–『内容のあるいい試合ですね~。 日本はよく動けている。宮間も調子上がってきてるみたいだし。 #nadeshiko #サッカー
–『やっぱ、キメるべき人がキメるとチームが締まるね。♪沢~穂希ぇ~日本の誉ぇ~!次はあんたがキメるんよ!!#nadeshiko』
–『なでしこ1-0

・後半44分 大儀見交代 「お疲れ様」

  試合終了間際に、選手に温かい言葉を贈るサポーターの優しさがツイート空間に溢れたのが自動解析結果にも表れている。

■前回南ア戦との比較
•前回は後半に引き分け試合にもっていくことになった試合で、客観的で冷静なネガティブtweetが多くみられた(特に休憩時間中)。しかし、今回は休憩中に選手を称賛するtweet、ブラジル選手の危険なプレーをみて心配するtweet、交代する選手に対する労いの言葉などが見られた。
•前回の引き分け試合から切り替えて、サポーターが熱心に応援していることが見て取れた。やはり、負けた時点でメダルへの望みが断たれる真剣勝負の決勝リーグならではの応援スタイル、リアクションが反映していると考えて良さそうである。
•今回の内容のある素晴らしい試合から、次回の準決勝では、tweet数も大幅に増え、熱のこもったtweetが増えると予想する。

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