「まんだらけZENBU」116連載 川勝徳重「夢と重力」
»
「まんだらけZENBU」116で連載開始した川勝徳重「夢と重力」が面白い。マッケイ『ネモ』を導入に、ナカムラ・マンガライブラリーの歴史に及び、夢と重力をキーにして、大城のぼる、新関青花、謝花凡太郎を巡り、紙芝居、フライシャーのアニメーションなどを参照しつつ、戦前における「ストーリーマンガ」の成立を検証してゆく。とりわけ大城『冒険ターちゃん』(1933年)の奥行の作り方の川勝らしい分析が秀逸。今後の連載も期待大。
SpecialPR