岡田屋鉄蔵『口入屋兇次』1~3巻(集英社) » 2019/06/02 岡田屋鉄蔵『口入屋兇次』1~3巻(集英社) 面白いっ! 超面白いっ!! 仕立ては必殺シリーズ的な正義の裏稼業モノで基本人情噺だが、事件に関係する人物に対する愛着が半端なくて、処罰も救済もそこまで面倒みるかというくらい執拗に掬い上げていく。科学捜査班なみの現場検証やプロファイリングなみの心理分析、はては精神医療モノの治療まで行う(このあたりほぼ現代劇)。『無尽』とはまた全然違う時代劇娯楽作品で、一気に3巻読んでしまった。う~~~、今後が楽しみ。 夏目 房之介 2019/06/02 01:31:37 Comment(0) SpecialPR 最新の投稿 24.6.22 日本マンガ学会 24.5.30 陰山涼「研究費で作った本」 24.5.31 神奈川近代文学館 橋本治展