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夏目房之介の「で?」

片付くことなどない

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『道草』の末尾で「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない」と書いている。
たしかにそうだよね、などと僕も思う。某雑誌からエッセイを依頼されたのだが、そのタイトルが「過去の清算」なので、ついこの言葉を引いて短いエッセイを書いた。
もっとも、この言葉、このところの僕の実感でもある。

大晦日まで仕事で、元旦だけ休んで、二日から仕事。正月ボケなどしようにもできない年末年始で、今も次々と襲いかかる仕事を右から左に受け流しつつ(こないだ久しぶりにTVでこのギャグ観たなー)、とにかく一日一日を片付けて過ごしている。いつまでたっても仕事は片付かないし、部屋も片付かないし、もう何ひとつ片付くものなどないという自棄的な気分になるのもやむをえないのである。
少なくとも今月は、もう明日のことを思いわずらわず、目の前のことを片付けながら、何とか乗り切るしかない。

というわけで、たんなる愚痴でした。
(このぐらいしか、ブログに書くことがないんだよ~、ごめんして~)

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