それってクラウド化のメリットあります?
»
先週のビッグサイトの展示会での某SaaS紹介ブースでの会話。
説:今注目の最先端のクラウドを活用した営業業務システムです。
成:どのような業務向けなの?
説:請求書発行や入金確認などが特徴です。
成:なるほど。クラウドで効率化できると便利そうですね。
説:そうなんです。煩雑な請求書発行発行を全てクラウド上で行うことができるんです。
成:請求書はEメールで送るか専用のWebワークフローみたいなものがあるのですっか?
説:いえ、クラウド上でpdfが作成されますので、それをお客様のPCにダウンロードいただきプリンタで出力するのです。
成:(・・・・・)
説:入金確認も便利ですよ。 請求情報がクラウド上で一覧表になっていて入金確認もできるのです。
成:それ、いいですね。銀行口座照会や銀行からの入金メールなどとの連携って難しそうなのに、よくできていますね。
説:いえ、そこまではできていないので、お客様自身で通帳や口座照会で入金確認を行っていただき、クラウド上の上の一覧表に入力していただくのです。
成:(・・・・・)
成:(気を取り直して)このシステムのクラウド上のメリットって何? EXCELでもできる気がするけれど。
説:クラウドのよいいところは、すぐに始められて、すぐに止められるところです。 ちょっと使ってみて、お客様の業務に合わないようでしたら、他に乗り換えればいいだけですから・・
成:(だって入金確認など継続的に使うことが前提の業務じゃなかったっけ????)
------
サービス開発側は、いつの間にかクラウド化が目的となってしまって、ユーザー視点で考えられなくなってしまった事例のように思えます。
私自身もクラウド業界に携わる一人として、ユーザー視点にたった商品、サービス開発と訴求を忘れないようにしたいと思います。
SpecialPR