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2位じゃだめな「スパコン」と2位以下でも全然良いと思う「スパコン環境」

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皆さん、こんにちは。 日本IBMの柴田です。 今日はHPCに関する話題です。

今日は、昨年あたりから ”あの” 業務仕分けで 「 2位じゃだめなんですか!? 発言」 で話題になったのスパコンについてあくまで個人的な考えを書いてみたいと思います。

毎年6月と11月に発表される「 Top500 」というスパコンランキングがあります。 最新版である 2010年11月ランキング 発表時は新聞や各種 Web ニュースでもこの Top500 のランキング発表がかなり話題になったような気がしています。 もちろん前述の絡みもありますが、やはり日本のスパコン業界の大きな成果である「 東京工業大学のTSUBAME 2.0 」のTop5入りが大きく影響していると思います。

「スパコン」 とは、思うに「各国の威厳をかけた技術競争の場」と考えています。 時には国の威厳をかけて世界一を競うという場面もありました。 これこそがスパコンです。 今回はその威厳をかけたであろう中国のマシンが見事1位に輝きました!! お隣中国に世界一速いコンピュータがあるというだけでなんだかうれしくなってしまいます。 この「スパコン」を目指すのであれば「2位じゃだめ」なのです。なぜなら 「各国の威厳をかけた技術競争の場」 だからです。

あ、でも数年前は日本に世界最速のスパコン「地球シミュレータ」があった訳で日本以外の方とスパコンの話をする時、何となく鼻高々でしたー ^^;

これは車の世界に例れば、F1で、最高速は出るものの、誰もが運転できるものではありません。

一方、 東京工業大学のTSUBAME 2.0 は、 考えるに日常皆さんが利用できる 「スパコン環境」 を目指している感じがします。 実際に Green500 という消費電力効率では世界トップクラス (2位) ですし、 使用するOSも Linux と Windows の2種類が選定され、構成されるハードウェアの導入もNECとHPという日米合作の感のあるものになっています (サーバーそのものはHP製ブレード)。 そして TSUBAME2.0 上で動作する実アプリケーションのベンチマークなども多々発表されている状況です。 実際にセミナーなどに参加して実感しています。

この「スパコン環境」は2位である必要性はないのです。 利用者1人1人の計算処理が効率良く処理されてハッピーになる。 これぞ 「HPC Goes mainstream」なんだろうな。と思います。

HPC とはそんなに難しい世界ではないと考えています。 この「スパコン環境」は、身近な問題を高速に処理する環境として数台のマシンから誰でも、いつでも構築することが可能なのです。 例えば、 2台のクラスタを導入して、今まで自分が動かしていたアプリが1.5倍になった!!これこそが、HPC です!! そんなHPCの世界をこのブログでは、誰にで も理解していただける様に解説していきたいと思います。

なんせ、解説する本人が研究者でも学者でも無いながらも、 でも!! 業界で10年以上お仕事をさせてもらってきたのですから きっとわかりやすいです(笑)
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