「Happiness Audit」人生のパフォーマンスを上げる方法
「Happiness Audit」という言葉があるそうです。
知ったのはSEOmozのこちらの記事です。
▼Goodbye SEOmoz, Hello Adventure | SEOmoz
SEOコンサルタントとして、SEOmozに3年半勤めていたDanny Dover氏が1/3に退職するにあたって書かれた記事です。
この記事の中で「Happiness Audit」というものが出てきます。これが印象深かったのでご紹介です。
「Happiness Audit」とは?
実は私もよく分かっていません。英辞郎にも載っていなかった時点でほぼ私の英語力ではお手上げです。
ネット上を探していると、こんな動画をみつけました。イギリスのセラピストの方の動画です。
YouTube - Your happiness audit
恐らく半分も理解できていませんが、どうやら「自分が幸せだと思うこと、やりたいと思うこと、やれたら楽しいなということをリストアップしていこう」というもののようです。
逐語訳すると「幸せの監査」。このYoutubeのデスクリプションを見ると、
「人間、悪いことについては気づくことが少なくないのに、良いことが起こった時気づかず気にせず、スルーしてしまう」
ということが書いてあります。そしてそこで、自分が幸せだと思うこと、こうできたらいいなと思うことを書き出していこう、と。
そういったことが、「Happiness Audit」のようです。正直、確かにそうだなぁという思いがありました。
SEOmozのDanny Dover氏の場合
その解釈で、先ほどのDanny Dover氏の「Happiness Audit」を見てみます。
氏の「Happiness Audit」はこれです。
- Is your work contributing to a greater good?
- Are your daily tasks making you a better entrepreneur?
- Are your daily tasks making you a better person?
- Are you inspiring others?
- Are you still making enough business connections, where making the connections outweigh the cons of working at your position?
- Are you making more money than you could at any other job that you could reasonably get? (Starting own company excluded)
- Are you working hours that leave time for personal growth?
- Are you able to make a name for yourself given your current position in the company? (Public facing position)
多少意訳してみますと
- 君の仕事は、他の大きな良いことのために何か貢献をしているか?
- 君の日々のタスクは、君自身をよりよい起業家にしているか?(訳注:起業できるくらいの能力に向かっているか、という意味でしょうか)
- 君の日々のタスクは、君自身をより良い人間にしているか?(訳注:人格的な物だと思います)
- 誰かに元気やモチベーションを与えているか?
- 十分なほどのビジネス上の人脈を保っているかい、そしてそれはあなたの今の仕事の立場上のマイナス点を補って余りあるものかい
- 手軽につくことができる他の仕事に比べて、今の君の仕事は稼ぐことができるか?
- 仕事以外の成長に時間を割くことができているか?
- 今の会社での自分の立場に、自分で明確な名前をつけることができるか?
でしょうか。誤りありましたら是非ご一報下さい。
自分のしたいことを常に意識すること
個人的に非常に心に響きました。
文化、仕事の仕方、会社のスタンスなど、日本と米国の差を考える必要はあると思いますが、人生という大きな流れの中で、その大部分をしめる「Work」というものが、自分自身にとって本当にプラスに働いているのか、といいうことは、日々の仕事に追われてどうしても見失いがちです。
もちろん、プラスになることだけ簡単にポンポンやれる物ではありません。
しかし、自分はこういう状態になったらうれしいんだ、自分はこういうことをすると幸せなんだ、がんばれるんだ、ということを常に意識しておくということは、とても大事なように思います。
これがあるかないかで、仕事に対しての熱意というパフォーマンスが大きく変わってくると思うのです。
これは、自分の中からわき出た物で作るべきです。言い方を変えると、誰か他の人の顔色をうかがったりして作るものではない。押しつけられる物でもない。
まずは自分の中でとことん考えて、その上で会社の方針と比較して、寄せられるところは寄せていく、ダメなところはダメとしていく。
それが、大事なんじゃないかなと思いました。
また、Danny Dover氏は「My Goals List」として、自分のやれたら良いなりストを作っています。人生版WishList。
ぜひこちらも見て頂くと良いんじゃないかと思います。世の中には楽しいことがいっぱいあるはずだ、と再確認できるんじゃないかと。
長い人生の中で、モチベーションを保って生き抜いて行くには、栄養が必要です。
そしてその栄養はたくさん転がっていた方が、いいですよね。
そして最後に、Danny Dover氏の今後の活躍を強く期待しております。
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