Facebookのファンページをより良くする10個のTIPS
企業でマーケティングのためにFacebookを活用するという場合によく提案されるのが「ファンページを作って○×しましょう」です。ですが、これって中々難しいと思うんですね。
そこで今回は、そこに役立ちそうな記事をご紹介したいと思います。
ユーザはたくさんのページと繋がっている
Facebookの統計によると、1ユーザ平均「60のページ」に繋がっているそうです。
ページとは、主に
- ファンページ
- グループ
- イベントページ
などを指しています。mixiで言うとコミュニティに似ているかもしれません。
今はほとんどやっていませんが、私自身mixiをかなりやっていた時、150程度のコミュニティに登録していましたが、その中できちんとチェックしているのはせいぜい15程度だったように思います。
登録してもらうというのと、それだけではなく定期的に見に来てもらうというものの間には、かなり大きな壁があります。
企業として運営するなら、登録してもらうのではなく、見に来てもらわなければ意味がありません。
SNS系のグループなどは参加が簡単であるが故に、安易に「とりあえず登録」だけして、実際はほとんど来ないといったような使い方がどうしても多くなります。
単純なコミュニティなどへの登録人数を指標にして効果の程を測るのは避けるべきです。
Facebookの話に戻すと、平均1人60ページという競合の中から自分のファンページに来てもらうためにはどうしたらいいか。Facebook上で何らかの活動を行う場合は、そこが最も大きなポイントになってきます。
その部分について、今回はOnlineMarketingBlogの記事をご紹介しつつ、考慮すべき点を書いていこうと思います。
▼Facebook Marketing: 10 Tips on Better Fan Pages - Online Marketing Blog
題して「Facebookのファンページをより良くする10個のTIPS」です。
具体的なコツ
一つ一つご紹介していきます。
1.ユニークであること
これには2つの要素があります。それは
- 初めて来た人が「おぉ、ここは他とは違って力を入れていて面白そうだ」と思わせる、他とは違うユニーク性
- すでに登録した人が、「また来よう」と思える独自のベネフィット
です。
前者については、様々な手段がありますが、この記事ではまずは「デザイン」で印象づけようということで、見た目を重視することをお勧めしています。
具体的にどのような物かと言うことは「40 Great Examples of Facebook Fan Page Designs | inspirationfeed.com」などが参考になるかと思います(紹介されています)。
凝った物が多いですね。凝っていると感じさせること=その会社にそういったリソースがある、技術がある、姿勢があると言うことを示しますので、ユーザとしても「何か面白いことをやってくれるのではないか」ということで、登録してくれる確率が高くなると思われます。
特に、Facebookに力を注いでいると言うことを伝えるのは、とても大事です。なんとなく片手間に作ったような情報しかないファンページは、もしかしたらない方がまだいいかもしれません。
また、2についてですが、一度登録した後も、ここで有益な何かが手に入ると言うことが伝わらないと、ちょくちょく見に来てくれることはなくなってしまいます。ユーザのプロフィールページの隅に光る「自分の趣向を示すバッジ」で終わってしまいます。
そうではなくするためには、定期的・継続的に、他では手に入らないような情報を流したり、便利なツールを展開したりなどの工夫が必要です。
2.初めて客とリピータでランディングページは別にする
始めてくる人に見せるべきページと、すでにファンになった人に見せるべきページは違うはずです。発するメッセージが変わるからです。
それぞれのユーザが欲しがっている物を考えて、それに合わせて最初のランディングページを作成するべきです。記事中では「初めて来た人にウォールを見せても、その企業のいい部分は全く伝わらない」といったことが書かれています。
大きく2つのユーザに分かれますが、それ以外でもある程度セグメンテーションできるんでしたらそれぞれに合わせたページを作っていくことは効果があると思います。
3.何かをコミュニティに還元する
裾野を拡大していく場合、潜在的顧客をファンページに連れてくる場合は、すでにファンであるユーザを通じて展開していってもらうという方法もあります。
そのためには、広く興味を引きそうな何かをコミュニティにプレゼントしていくという手もあります。具体的な例が浮かばないのですが、例えばあるニッチ業界に関する一口情報を発信していくことでそれがWOMの流れに乗り、なんとなく興味を持った人がやってくると言うことがあるのではないかと思います。
4.大きなサイズの写真を使う
できる範囲で大きめの画像をアップしておくということです。プレス用の写真置き場のようなイメージでしょうか。加工してブログなどに載せてもらうためには高解像度の方がいいのは事実です。
これは、その先が私にはちょっと見えませんでした。
5.写真にユーザをタグ付けする
これは実店舗を持つ方限定の話です。そしてちょっと日本では難しいかな、と思うのですが紹介です。
Facebookでは画像をアップロードした後、その写真にタグをつけることができます。しかも、ALT属性のように写真全体につけるのではなく、その画像の一部分に、クリッカブルマップのようにエリアをつけて、そこにタグを付けることがができるんですね。
しかも、そのタグにはユーザを結びつけることもできます。ユーザは誰かに自分を写真にタグ付けされると、通知が行きます。
これを利用して、お客さんと店の距離を縮めるために
- きちんと許可を得た上で店内でお客さんの写真を撮る
- そのお客さんをFacebook上の、そのお客さんのアカウントにタグ付けする
ということを記事では勧めています。
ネットに顔を出すことにリスクと抵抗が大きい日本では難しいと思いますが、発想として凄く面白いなと思いました。
その他
その他には以下のような物が紹介されています。
- コンテストを開催する。
- TwitterやFlickrなどの他のソーシャルネットワークサービスと連動させる
- ファンになってくれた人にありがとうメッセージを必ず送る
- ファンを子供扱いしない
そして最後に
- これらを継続すること
うーん、きれいにしまった感じです。
この記事に加えて、コメント欄でもいろいろな情報が得られると思いますのでぜひ元記事もご覧下さい。コメント欄は、役に立つ追加情報の他にも、実際にどういうことで困っているのかを知ることもできますので、この記事に関わらず一緒にチェックすると、いいと思いますよ。
▼Facebook Marketing: 10 Tips on Better Fan Pages - Online Marketing Blog
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