Jobsのお告げからの考察
9月9日のJobsからのお告げはある意味予想通りでした。
私も含めてやっとiPod touch 64Gの登場の知らせでガッツポーズをしている人は沢山いると思いますが、今日はこの日の内容に関することを書いてみたいと思います。(まじめな話は余りありませんが容赦下さい)
一つの時代の終わりと始まり~nanoはトロイの木馬?
iPod nanoはFMラジオ・ビデオカメラ・スピーカー付と、中国コピー品製造メーカーも真っ青な内容になってきましたが、迷走気味であったiPod nanoのデザインは4種類目にしてやっと落ち着きました。もともとApple製品のデザインのライフサイクルは比較的長いので、これでやっとコスト削減のベースが整った、ということになります。
これ以外にも標準でボイスレコーダーが装備されたことも注目点です。我々もプロジェクトによっては、一人でインタビューとその記録をこなさなければならない時がありますが、このときにはバックアップとしてボイスレコーダーにお世話になります。しかし、ボイスレコーダーのデザインは「いかにも感」があり、これをみると話す側も自ずと身構えてしまうものです。今持っているICレコーダーはパナソニックのものですが、USB1.1で転送速度が遅くて悩んでいたところなので、この用途で買っても良いかなと感じました。携帯オーディオプレーヤー市場は以前に触れたとおり飽和状態に近いので、トロイの木馬的にに次の市場、つまりこのICレコーダー市場に殴りこみをかけるということでしょうか。毎年まだまだ成長が望めるICレコーダー市場ですが、もちろん高価格帯は別として、ボリュームゾーンはデザインや使い勝手、価格など様々な面からnanoに侵食されてしまうかもしれません。ICレコーダーも色々デザインについては工夫されているようですが、従来の延長線上にはない形のイノベーションが迫られてきているようです。
今年の裏モデルの動向に注目~iPod touch 16GBは復活するか?
昨年は、丁度nanoの4代目が今頃登場しましたが、皆さんの記憶だとそれは8GBか16GBのものだったと思います。しかし、実際には一部の店舗で4GBモデルというものもコッソリ売られていました。今年もそのようなものが登場するのか見ものです。特にiPod touchの16GBが消滅したので、これが32/64GBと同じプラットフォームでコッソリでるかどうかが興味深いところです。
Mac版タブレットは結局どうなる?~Webからみた嫌な予感
今までMac版Netbookなど色々騒がれていませんでしたが、今回の発表はありませんでした。これはやはりがっかりです。小さいのが早く欲しい人はじ自己責任で作りなさい、ということのようです。私の予想では、当分出ない、という気がします。というのも、AppleのiPod touchの紹介では「抜群のポケットコンピュータ」と今までには全く見たことがなかった表現をしているからです。もしかすると10月ぐらいに突如出るかもしれませんが、それはかなり怪しいです。1月ごろにMacbook airの発展解消版的に登場することを期待したいところです。