上手になるための秘訣とは
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あるダンスの振り付け師さんが、上手に踊るための秘訣は何かと問われ、「衣装です」と答えていました。
練習着や普段着ではダメなのだそうです。
本番に向けて、衣装を着けること。
これで魔法がかかったように上手く踊れると言います。
オペラ「道化師」では、妻の浮気を知った道化一座のカニオが、怒りと悲しみに震えながらも、「道化はそんなときでも客を笑わせるのが仕事」と、アリア「衣装をつけろ」を歌う場面があります。
カニオは辛いことがあっても衣装を着けることで、道化師になりきるのです。
映画「アンタッチャブル」でも、ロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネが、オペラ劇場でこのアリアを観ながら号泣しているシーンがありましたね。
衣装を着けることで、スイッチが入り、その役になりきることが出来る。
イチロー選手も、ユニフォームを着るとスイッチが入るのだそうです。
合唱団コール・リバティストでは、5月13日浜離宮朝日ホールでの第6回定期演奏会を控えて女声の皆さんが衣装につけるコサージュを考えてくださっています。
シンプルな白い衣装だと、キャンバスのようにいろいろなアレンジができます。大きなコサージュをあしらうことで、気分も新しい衣装のように一新できるわけです。
華やかなアクセサリーをつけると、気分も盛り上がりますし、演奏も良くなるのではないでしょうか?この衣装を選んでくださった、Kさんのセンスにあらためて脱帽。
衣装は、見ているお客さんも音楽に浸ることができて幸せになりますけど、着ている方にもとってもいい効果があるのですよね。
きっと音楽でも大輪の花が咲くでしょう。
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