400億円を棄損させないとは具体的にどういうことなのか
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誠の記事によると、新銀行東京への追加出資への一連の動きで、58.7%が石原都知事への評価「下がった」と答えているとのことだ。
日経新聞の夕刊の報道によれば、自民、公明の都議会与党は、400億円の出資を容認する方向で進んでいるとのこと。このまま行けば過半数の与党議席があるので、議会で出資は可決されそうだ。
報道によれば、容認するために付帯決議案を検討しているとのこと。で、その条件には、「400億円を棄損させない」ということが盛り込まれる予定だとか。で、この400億円を棄損させないという条件は、具体的にはどういうことなのだろうか。棄損を辞書で引いてみると「壊すこと」とある。そうすると、400億円を壊さないようするということになるのか。うーむよく分からない。
いったい具体的にはどういうことなのか? 400億円は出資するけど、このお金には手を付けないということなのだろうか。仮に今後経営状況が厳しくなっても、最終的にはこの400億円は都に戻ってくるということなのだろうか。
個人的には、いま400億投資することが有効なのか、すぐにでも清算する方向のほうが被害が小さいのか、もうちょっとじっくり議論をして欲しいところだ。新宿だけに縮小される新銀行東京に存在価値があるのか、都内で納税する極小企業を経営する経営者の立場から見ても、甚だ疑問なのである。
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