オルタナティブ・ブログ > mtaneda ブログ >

中小企業の開発者は会社で何をしているのか

フラットケーブルに要注意

»

当社で改造した装置の調子が悪いので見て欲しいということで、お客先に行ってきました。

磁気カードリーダーを利用するレトロな装置なので、
とにかくまともに動かないとのことでした。

確かに試験運転してみると、全てのカードがエラーとなってはき出されてしまいます。
よくよく観察してみると、モーターの回転が正常時の1/3くらいなのです。
最初はカードリーダー自体が壊れているのかと思い、交換してみましたがやはりうまく動きません。

順番に調べていくと、結局はフラットケーブルのうち1本の線だけ断線していたのでした。
まさかフラットケーブルが不良になっているとは思っていなかったので、調査に時間がかかってしまいました。

この装置は当社の製品ではなく、古の装置を改造してほしいという依頼で納入したもので、
筐体の都合からフラットケーブルが一部外部に露出しています。
そのため、外的な要因で切れてしまったのでしょう。

フラットケーブルは全体ではそこそこ機械的強度がありますが、線の一本一本はそんなに強くないので、
やむを得なく露出させる場合、取り扱いには注意が必要ですね!

 

Comment(0)