圧着端子の不良
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ある練習場さんから、「ブレーカーがすぐに落ちてしまう」と連絡が入り、急遽現場に向かいました。
症状としては、
1.当社システム用の盤の根本ブレーカーが、5分くらいで落ちてしまう
2.落ちたらすぐには入らず、2,3分たつと入る
3.各設備行きへの小さいブレーカーは落ちない
というものでした。
最初は、どこかショートしてしまったのか?と思いましたが、そうであれば再度ブレーカーを入れてから5分も経たずに落ちるでしょう。
結局話しだけではわからないため、電気担当メンバーと現場に行ったのです。
そこでわかったことは、
ブレーカーの2次側の圧着端子に、かなり熱収縮チューブが被ってしまい、端子の抵抗が大きくなってしまっていたのです。
そのため、そこが加熱して、ブレーカーの中のバイメタルが誤作動して、落ちてしまっていたのです。
電流値超えではないので、2.や3.についても納得がいきます。
そもそも端子周辺が真っ黒になっていましたし・・・
実は数日前に、若干電流が増えるような改造をしたのです。
そのため、今日まで端子の不具合が発覚しませんでした。
お客さんには迷惑をかけてしまって本当に申し訳ないのですが、
それよりも火事にならなくて本当によかったです。
電気は怖いですね。
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