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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

お客さんに感謝されるとマジで嬉しい

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関西に出張中です。

目的は、私が副会長を務める「LBI」の会合や、現在工事中の物件の仕事様々ですが、重要なものとしてお客さんの声をいただくというがあります。

コンパクトパケットキャプチャ「Ethcapture (イーサキャプチャ)」を利用していただいている、制御機器メーカーさんを訪問しました。
Ethcapture は、ブリッジさせることによりイーサネットを通過するパケットを Wireshark などで利用できる pcap形式のファイルで取得できるコンパクトなキャプチャ装置です。

この装置は、もともと銀行系SIerさんからの「障害解析したくてもクライアントのオフィスにパソコンが持ち込めなくて・・・」というご相談をヒントに開発に着手しました。
ということで、我々としては、セキュリティの厳しい現場での利用を想定していました。

しかし、販売を開始してみると、なかなかそういう場所で使いたいという相談はなく、
どれも今回のように、機器に組み込みたいといった内容や、自社製品と併設して障害対応したいというものばかりでした。

製品の企画、開発、販売、なかなかメーカーの思惑通りにはならないものです・・・
毎度実際利用していただいているお客さんから、「そんな使い方があったか!」と勉強させていただいています。
単純にマーケットリサーチが不十分?(笑)

それにしても、お忙しい中、こうした訪問を許可してくださるとは、製品を気に入ってくれている証拠です。
笑顔で「役に立っている」と言ってもらえると、本当に嬉しいです。

コンシューマ向けではなく、業務用機器はなかなかお客さんが喜んでくれていることを実感しにくいですが、こういうこともあります。
こういうとき、やっぱり仕事って楽しいなと感じるのでした。

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