次世代人材育成のための3ケ月プロジェクト
昨日、学生NPO主催のイベント「BizPASS」が開催されました。
3ケ月の期間を使って準備してきたプロジェクト型のイベントです。
プロジェクトなので、プロジェクトスコープは定義していますし、WBSも明確にして3ケ月を過ごしてきました。
学生があまり触れたくないコスト面もはっきりさせてきました。
(学生スタッフ撮影の写真です)
BizPASSは、学生スタッフにとっては3ケ月のプロジェクト型インターンシップになります。
約30人のスタッフに昨日はイベントに関わってもらいました。
準備物に抜けはないのか?
運営スタッフが社会人並みの動きができるか?
当初予定していた参加者満足度を得ることができるか?
プロジェクトの評価ポイントはいくつかあります。
私にとってはプロジェクトのスコープである、
納期
コスト
品質
という面をチェックする日でもあります。
昨日は朝の8時に集まって準備を開始しました。
お昼の12時にスタート!
学生の申込者数も目標の500人を超えて、会場も熱気をおびていました。
(学生スタッフ撮影の写真です)
特に大きな問題も無く、無事にイベントは終了!
納期
コスト
品質
当初、想定している範囲内だったのでOKです。
その後の学生スタッフ懇親会で、
「派手なことはやらなくても裏方に徹して、主役である出展企業様、就職活動中の学生さんのために頑張ってくれた皆さんは素晴らしかった」
というコメントを学生向けに出しました。
仕事の本質を学生に理解してもらうのは簡単ではありません。
ただ、粘り強く伝えていくしか方法はありません。
以前のBizPASSのプロジェクト終結映像
今、次世代を担う学生に教えないといけないことは、いろいろあります。
1.自分たちのポテンシャルは意外と高い
2.自分たちは情報過多になっている
3.自分たちはまだ仕事をやっていない
今回のプロジェクトでも素直な学生は伸びました。
しかし、情報過多で素直にアドバイスを聞くことができない学生は伸びていません。
情報を得ることが簡単になった時代、情報を得ただけで一喜一憂している世代を育成するには何かを感じることができる経験の場をプロジェクト型で提供するしかないと思っています。
大学では無関心、無感動になっている学生も、そのような場にひっぱりだすと大きなポテンシャルを発揮します。
日本の大学という自ら変革できなくなった場を変革するのは大企業の組織改革よりも難しいと感じています。ただ、そこで学んでしまうことで自ら行動ができない人材が育成されてしまっているとすれば、それは社会で解決策を考えていかないといけないと考えています。
簡単ではありません。
しかし、重要度は非常に高いです。