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工期1年のホテルで、浴室工事だけで1年半かかると判明。納期は変えられない。どうする?

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昨日2014/7/24(木)のNHK News Watch 9で、50年前の1964年、東京オリンピックの時代に日本がチャレンジしたことを特集していました。

その中で、着工後1年以内の完成が求められたホテルニューオータニが紹介されていました。

各部屋の浴室工事は当初1年半かかると見込まれていました。普通にやっていては間に合いません。

そこで新たにユニットバス工法を開発。工場で浴室の部品を成形し、工事現場で組み立てるというイノベーションを生み出して浴室工事を3ヶ月で完成できるようにしました。

ホテルは無事納期までに完成できました。

今ではユニットバスは普及率9割。当時は考えられなかったことです。


ゲリー・ハメル著「経営は何をすべきか」に、次のような一文があります。

「イノベーションと変革への意思は情熱から生まれる。つまり、現状に対するもっともな不満の産物なのである」

ユニットバスも、まさに大きな課題への挑戦で生まれた不満の産物です。

課題は、イノベーションの母なのだな、と改めて思いました。

 

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